まつたけのブログ

世界の片隅で愛を避ける孤独なキノコの魂の叫びを聞け!…聞いてください(◞‸◟)猫とマンガとアニメと嵐をこよなく愛するまつたけによるまつたけのブログ

Twitterのメンヘラ神が死んだ件について思ったこと

Twitterのアカウント名メンヘラ神(@Q_sai_が死んだ件について思ったことを書いてみる。

Twitterのメンヘラ神が「死ね」と言われて死んだニュースを聞いて

昨日は丸一日病院に行ってて全然知らなかったんだけど、慶応大生が付き合ってた彼女(元カノ?)にLINEで「死んでくれ」って送ったらその女の子がほんとに自殺しちゃって自殺教唆罪に問われて逮捕されたらしい。

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で、その死んだ女の子ってのがTwitterのメンヘラ神(@Q_sai_というアカウントだったらしい。僕はほとんどツイッタラーを知らないからメンヘラ神のことも知らなかったけど、とりあえず南無南無。死後があるのかないのかもわからないけど、とりあえずお疲れ様でございました。

メンヘラ神のことをなにも知らないのでメンヘラ神がなんのメンヘルだったのかも当然知らない。メンヘラ神を名乗るくらいだからありとあらゆるメンヘルだったのかもしれない。むしろ21年間も生きたことを思うともしかしたらものすごい頑張り屋さんで、本人にしてみたら毎日をいっぱいいっぱいで必死にがんばってたのかもなーって思った。もちろん第三者のただの想像だしどうでもいいんだけど。

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メンヘラ神より自殺教唆で逮捕された慶応大生が可哀想

死んだ人について話をしても無意味だし、そもそも知らないから話せることってなにもないんだけど、僕は死んだななさん(メンヘラ神)のことより逮捕されてしまった元カレ氏(21)のほうが気になってしまった、っていうか率直に言ってかわいそうな気がして同情してしまった(LINEの画像が佐野洋子の『100万回生きたねこ』なの好感度激しく高い)。


慶大生、元カノに自殺させ逮捕 - YouTube

なんか貼れなかったんだけど別のニュースでは「慶応大学3年生の男が、同じ大学の交際相手の女性を自殺させたとして云々」って言ってた。「自殺させた」ってなんだよ・・・。「自殺をそそのかした」ならわかるけど、後ろからつきっきりで「おら、早く飛び降りろよ」ってやってたわけでもなくLINEでメッセージを送ったくらいで「自殺させた」ことにされて本当に逮捕されて実名報道されてしまうなんて・・・。

彼も本当に自殺させようとして言ったわけじゃないと思うし、まさかほんとに死ぬなんて・・・っていろんな意味で一番深いショックを受けてたのはもしかしたらこの慶応大生の彼なんじゃないかって気がしないでもないので、挙句の果てに逮捕までされてしまうなんて、やっぱりなんというか正直この元カレさんには同情してしまう。

 

一番同情したのは「自殺教唆ってこんなことでも罪に問われちゃうんだー」ってことじゃなくて(そういう意味ではこの彼は慶応大学の法学部なんだからもっと気をつけようよってことは思わないでもない)、そもそもこの彼がメンヘラ神ことななさんに「死んでくれ」とLINEでメッセージを送るにいたった経緯だ。

って言ってももちろんつきあってる二人の間に実際どんないろいろがあったのかなんてことは当たり前だけどLINEやメールの履歴から全部わかるものではない。だからこの話を聞いて僕が勝手に想像したことでしかないし、こんなこと言ったらいけないのかもしれないなあとは思いつつ、自殺したななさんのさっきのメンヘラ神ってTwitterアカウントを見たら、正直僕は「これくらいのこと言いたくもなるよね」って思ってしまった。

どうなんだろう?僕にとっては「それくらい思ってしまって当然、言いたくなって当然」くらいの感じなんだけど、そんなふうに思ってしまうのはもうそれ自体まともじゃない証拠なんだろうか。

そもそもこの元カレ自身、メンヘラ神にツイートの中で「メンかれ(メンヘラの彼氏)」と呼ばれているけど、これはメンヘラである自分の彼氏ってことなのか、それとも彼氏もメンヘラってことなのか。でもメンヘラと1年近くも付き合うなんてやっぱり彼氏もメンヘラなんじゃないかって気がする。

なんにしても、1年保たなかったって言っても数ヶ月以上つきあって当然その間にはいろいろなことがあっただろうに、別れ話を切り出されたと思ったら速攻新しい男つくって心中未遂を起こし、その様子を楽しげに

らびゅらびゅ♡♡彼氏と始めてのお家デート♡♡が、何の因果かお薬ラリパッパーティーになってしまい、切ったり挿れたり掴んだり投げたり殴ったり喚いたり穴という穴から液体をだらしなく垂れ流したりしていたら彼氏のほうが動かなくなって警察と救急隊員が来た

なんてTwitterにあげてたら、正直僕だったら嫉妬に狂ってしまう。悲しくて1,2時間は泣きまくるし、もしかしたら最悪同じようなことをメールしてしまわないともかぎらないとすら思った。

「もう別れたんだから関係ないだろ」って人もいるんだろうけど、

【悲報】メンヘラ神、ついにメンかれ(メンヘラの彼氏)と別れる。(1年持ちませんでした(今も仲良しではあります

ってツイートと、

【悲報】新しい彼氏と心中未遂のことをして救急車と警察がくる

からの一連のツイートを同じ日にしてるんだよ。そりゃ他人はいくらでも「もう別れたんだから云々」って言えるかもしれないけど、当人にしてみたらそんな簡単に気持ちの整理がつくわけないし、挙句の果てさっきみたいな乱痴気騒ぎを報告するツイートをあんなに楽しげにされたら、やっぱりめちゃくちゃつらいんじゃないだろうか。少なくとも僕は無理だ。絶対に耐えられない。

「なんでそんなひどいこというの…」って言葉がまた笑ってしまうくらい火に油を注ぐ。これはあくまで僕が元カレさんの立場だったらって場合の想像でしかないけど、自分の気持ちをこんなにも最悪の形で踏みにじって傷つけておきながら、「なんでそんなひどいこというの…」なんて被害者面したことを言われたら、自分も怒りと悲しみでどんなひどい言葉を口走ってしまうかわからない。「なんでそんなひどいことをするの?」はこっちのセリフだと思ってしまう気がする。

もちろん飛び降り自殺をそそのかすようなセリフも本当にそんなことをさせようとしてのものじゃなくて、こういえば相手が傷つくんじゃないか、なんとかして自分のことをこんなに傷つけた相手に少しでも傷をつけ返してやりたい、そんな気持ちで激情に身を任せて発してしまったものなんじゃないだろうか。

死んだメンヘラ神さんにしても、まさか死んだ本当の理由が「別れた元カレに『死ね』って言われたから」ってことはないんじゃないかと思う。もちろん「じゃあこのタイミングで自殺するか」っていうきっかけにはなったんだろうけど、だからってこの元カレが「自殺させた」なんて報道の言い方はなんか違う気がした。

死ぬ死ぬ詐欺はマジで大変なことになるからやめた方がいい

ちなみにだけど、僕も数カ月前に僕以外の「まつたけ」ってアカウント名のツイッタラーに「フォロー0のまつたけを潰したい」とか「あいつさえ死ねばまつたけの頂点は、、、」って言われたので、なんかそのときたまたま機嫌が悪かったのかムカついてしまい、「後で自殺しよう」ってメンションをそいつに送って「自殺しま~す!さよなら~」みたいなブログを更新したことがある(大人げない)。

ちょっと話せない諸事情があってこのときの記事は書き換えた(本当は削除しないといけなかった)ので紹介はできないんだけど、もちろん死ぬ気はなかった。僕の死ぬ死ぬ詐欺なんてもはやTwitterにおける伝統芸能(?)だし、ただ「あいつさえ死ねば」とか言ってた奴に後味の悪い嫌な思いを味あわせてやれればそれでよかった(本当に大人げない)。

その結果としては詳細を話せない想定外の大変な事態になったし、なによりこの一件のせいで死ぬほどキモイ粘着クソブロガーに「Twitterから信者を連れてきてスパム騒動を起こし、狂言自殺をして話題を集めた」などといつまでもしつこくデマを言いふらされるはめになり、それこそ死にたくなるほど悔しい思いをさせられて一番後味の悪い嫌な思いを味わったのは自分だった。

まあ狂言自殺の件は完全に自業自得なわけで僕も心底反省してるし本当に良い薬になったけど、Twitterから信者を連れてきてスパム騒動を起こしたなんてデタラメなデマをまき散らしてるクソブロガーにはマジで死んでほしい(くらいの気持ちだけど万が一にもそのクソブロガーが自殺したとして自殺教唆罪に問われたくないので血が出るほど唇噛み締めて言わないで我慢してる)。

狂言自殺をして話題を集めたってのも別に話題なんて集めてねえしそんな気でやったわけでもないし、仮にそうだったとしてもてめえに関係ねえだろ、てめえがクソみたいなブログしか書けなくて話題を集められない僻みで適当なこと言ってんじゃねえぞカスって思うけどこの話は本筋とは関係ないし、こんなブログでも僕は一生懸命書いているつもりなのでそういうことを言われるのは本当に悔しくて考えてもムカつくだけだからもうやめる。

同病相哀れんでも最後には傷つけあうだけ

話題を変える。メンヘラ同士って気が合うようでやっぱりうまくいかないんじゃないかって話。

僕はTwitterを始めるよりも昔、多分誰も聞いたことないんじゃないかって弱小ブログサービスで日記を書いていたことがある。もちろんアクセスなんてまったくないんだけど、その頃はまだ若かったし、僕も今よりもさらにバカで無防備だったから、自分の内面のすべてをただの変態か露出狂じゃねえかってレベルでさらけ出していた。

その結果そこには濃くて面白い人たち(って言ったらひどい言い方かもしれないけど)が集まるようになった。境界性人格障害でリスカとOD常習犯の女子高生とか、過食嘔吐がやめられない依存症のOLとか、統合失調症の女子大生とか、シャブで懲役食らってシャバに出てきたばっかの人とか、生まれつき全聾で近所の男子高生にレイプされたトラウマが忘れられない人とか、こういう言い方はあんまり好きではないけど社会的弱者とか社会不適合者みたいな人たちのちょっとしたコミュニティ(というか掃き溜め)になっていたと思う。

あの頃は希死念慮で頭がいっぱいで、本当に1日1日が苦しくてしかたがなかったはずなのに、こうして思い出してみると「あの頃は楽しかった」とか思ってしまうから人間なんて本当に信用ならないクソみたいにいい加減な生き物だし、やはり可能なかぎり長生きはしてみるものだと思う。

ボダの女の子とは特に仲よくなった。文字通り同病相憐れむというやつだ。でも共依存の蜜月なんて長く続くはずがない。そのうち24時間問わない「今から死にます」って電話の相手をするのも自分の生計やプライベートに多大な負担をかけるようになってしまい、最後はほとんど義理もへったくれもないような形で「捨てないで」と泣いてすがる相手との関係をほとんど一方的に断ち切ってしまった。

もちろん今にして思えば申し訳ない以外の何の言葉も出ないし、ボダの見捨てられることへの異常な不安・恐怖は自分自身身をもって知っているのに、少なくともそのときの自分にはそうすることしかできなかった。これ以上自分を犠牲にしたくなかった。自分も幸せになりたかったし、その邪魔をされたくなかった。自分が幸せになるためには邪魔だったから切り捨てた。

それから少しして彼女は本当に死んでしまった。そのときから今に至るまでずっと感じているし、多分これからもずっと感じていくんだろうなーって気持ちについて説明する気はない。あまりにもそんなことに意味はなさすぎてくだらないから。

しかも僕が経験から身をもって学ぶにはまだ痛みが足りなかったのか(そんなはずないくらい痛んだはずなのに)、それからも同じような人間関係ばかりを何度も何度も繰り返した。もう相手の生死なんてことはいちいち知らないし知りたくもない。

メンヘラ同士の共依存関係の救いのなさ

この1、2年でやっと人間や人間関係に、というかそれ以上に自分自身に絶望することができたのか、上手に心を閉ざしたまま人と一見普通に接するということが多少はできるようになってきて、Twitterでもはじめの頃はリプライを誰にも返さなかったりいろいろ不器用な試行錯誤のすえ、最近は安定して普通に返信くらいは基本的にするようになった。

そして今個人的に結論として思っていることは、メンヘラ同士で寂しさを埋め合うことはできないんじゃないかっていうことだ。気を悪くする人がたくさんいる気もするので申し訳ないんだけど、これはあくまで僕が個人的に自分自身に対して出した結論だからあまり気を悪くしないでほしい。

もちろんメンヘラ同士で寂しさを埋め合うこともごく短期的にはできるんだけど、それこそ蜜月という形容詞がふさわしい甘美な時間が一瞬で過ぎ去った後は、ひたすら傷つけあうだけの悲しい関係にしかなれない気がする。特にボダ同士の場合それ以外の結末はないんじゃないかとさえ思う。

僕たちは与え合うことができない。最初のうちどんなに体面をきれいに取り繕っていても、最後には相手から奪い、むさぼり合うことしかできない。そうやってどんどんお互いを傷つけ合い、寂しい方へ、寒い方へと追い込んでしまう。互いの寂しさで互いをもっと寂しくしてしまう

そんな関係のどうしようもなさ、寂しさは身を切るようにわかっているのに、それでもやっぱり一人は不安で、こわくて、寂しくて、誰かがそばにいてくれること、隣にいてくれることに際限なく依存してしまいそうになる。

でもそうなれば相手はそんな負担の重さに耐えられるはずがない。だからどこかでどちらかが(つまりどちらもが)捨てるか捨てられるかするしかなくなる。大体において相対的に依存度のより強かったほうが捨てられる。そして捨てられた側は拠り所を失ってそのまま真っ逆さまに落ちていくしかない。時にはそれが何の比喩でもなく文字通りものすごいスピードで大地に激突するという結果になることもあるだろう。

気持ちの悪い異常な感覚であるだろうことは重々承知しつつ、僕は少なくとも自分の人間関係に関するかぎり結局最後は捨てるか捨てられるかだと思っている。それ以外の結末ってない気がする。少なくとも僕のこれまでのすべての人間関係はそうだった。これからもそれ以外の結末(たとえばずっと仲よしでい続けるみたいな)は思い描くことができない。

だから今の僕は、そもそもそんな捨てるとか捨てられるとかいう話になるような関係には誰ともならないように腐心している。少なくとも自分に対してそう見せかけようとは努力している。

きっと本当は寂しくてしかたがなくて、誰かの好意を餌食にしてやりたいとか、傷つけてやりたいとか、泣かせてやりたいとか、そんなドス黒いことばっかり欲しているくせに、誰かを傷つけたり泣かせたりできることで自分にも価値があることを確認したいくせに、「もうそういうのはやめたんだ」みたいな面をして生きていくことに腐心している。

どうせまともな人間になることなんてとっくにもうあきらめているけど、開き直って誰彼となく傷つけてやろうなんてつもりでのうのうと生きていきたくもない。ろくでもない自分のろくでもない人生に、どんなろくでもない結末が待っているのかなんて想像できないし想像したくもないけど、とりあえず誰かや人間関係がこんな自分を救ってくれるんじゃないかみたいなしょーもないクソみたいな幻想は捨てることにした(どうせ捨てきれないなりに)。

恋愛とか仲間とか友情とか、そんな立派な人間ご用達の贅沢品を夢見ることはやめて、出家して悟りを目指して修行して暮らすでも、ひたすら1円でも多くお金儲けに励むでも、どうせクソみたいなくだらない夢でしかないならそういう自己完結できる夢のほうが傷つける相手がいない(あるいは傷つける相手が自分しかいない)分まだましだと思う。

自殺志願者の皆様へのお願い

長くなったしきりがないのでそろそろやめる。後半ほぼ完全に自分の個人的な話や回想ばかりで、メンヘラ神が死んだ話とは関係ない感じになってしまったけど、全部少なくとも自分にとっては必然性のある話だったりする。

お互いに見ず知らずの他人でも、やっぱりこういう話をツイッターだったり身近に感じている場所で聞くたびに、自分なりにいろいろなことを深く考えこんでしまわずにはいられない。

死んだ人がかわいそうだとか、そんなことを言うのは死者への冒涜だとか、死んだ奴は結局敗者だ、いや、彼らこそは勝者だとか、そういうことはなにも思わない。死んだ人にはもう生きている奴らの誰がなにをどう言おうとなにも関係ないとしか思わない。

それはもしかしたらとてもうらやましいことなんじゃないか、とつい思ってしまう自分の気持ちは認めつつ、なんとか生きていられる間は生きているのが一番いいのだろう。なんてことはわざわざ言わなくたって誰だってそうしている。自殺した人も含めて。自分もそうするだけだ。

とりあえずいよいよ本気でもう死のうって決めた人がいたら、間違っても「死ぬな」なんて野暮なことを言ったり説得を試みるようなことはしないので、死ぬ前に全財産を使い果たして僕になにかおいしいものをごちそうしてください。僕からは以上です。おしまい。

追記:続きを書きました。→「メンヘラは救えない」とか言う奴


【漫画】メンヘラちゃん 全巻セット