まつたけのブログ

世界の片隅で愛を避ける孤独なキノコの魂の叫びを聞け!…聞いてください(◞‸◟)猫とマンガとアニメと嵐をこよなく愛するまつたけによるまつたけのブログ

働かずに生きる方法ってないのかな?

はぁ~、今日も朝の空気が美味い!まだ1日に汚されていない新鮮な空気を吸える夜勤の帰り道最高!1時間残業したから明け始める空に浮かぶ三日月が美しい。心地よく疲れた体には冷たい朝の秋風さえも気持ちいい。これだから労働って尊いしやめられないよね~!

んなわけあるか。あ~、仕事早くやめてえよ~!(もしくは人生を)

 

生きるために働いてる間「死にたい」ってことしか考えてない

働いたら負けだと思ってるタイプの人生の敗者こと僕ですが、ついにどうにもならなくなって最近働き始めました。それがもう考えられないくらいめちゃくちゃいい職場なわけ!

うちから近いわお給料もそこそこもらえるわ完全週休二日だわ客商売じゃないから客の相手しなくていいわ職場の先輩方も基本いい人たちだわ、もう本当に考えられないくらいいい職場!それに何と言っても僕みたいな社会不適合者を雇ってくれたり僕みたいな無能でもできる仕事なんだからはっきり言ってそれだけで天国みたいなもの!

まだ働き始めて日も浅いけど、すでに「ここで続かないようならもう自分にできる仕事なんてこの世に一つもないし、今度こそ本当に死ぬしかないな」ってことを痛感してます。それくらいいい職場なわけ!

で、今僕はこれしか考えられない。早くやめたい。

まあここでやめても路頭に迷うだけだし、これからの季節「線路上に寝転んだりしないで大丈夫♪今君のために歌うことだってできる♪」って僕のために歌ってくれる椎名林檎もいないのに線路上に寝転んでも凍死するだけなのは目に見えているから、実質この仕事をやめること≒人生をやめることな感はあるけど、もうそれもいいんじゃないかなーってまじめに考えてしまうくらい心が弱ってます。まあ僕が仕事してるときって大体いつもそうなんですけどね。

コミュ障の社会不適合者にはどんな仕事も拷問に等しい

人間関係ってどうしてこんなにめんどくさいんだろ?別にたくさん友達がいるわけでもつきあいのある人たちがいるわけでも難しい歳頃を迎えた娘がいるわけでも家庭不和を抱える家庭を持ってるわけでも不倫してるわけでも複数人と同時につきあってるわけでもないのに、ただ職場でせいぜいほんの数時間、人と浅く関わるだけのことが僕にはもう死ぬほどつらい。

求められている仕事や作業そのものはそんなに苦じゃなかったりむしろ自分に向いてて楽しかったりしても、結局いつも本筋とは無関係な人間関係(というほどの関係でもない人間関係)で嫌気がして耐えられなくなってすぐやめてしまう。半年でも保てば奇跡。だいたいはせいぜい数ヶ月かひどいときは1日で苦しすぎて無理になってやめる。

こんなのはもう明らかに相手の問題じゃなくて自分の問題だってこともわかってる。そもそもが人生をなめてるとか甘えてるとかふざけてるとか自分でも思う。でも無理。無理なものは無理。

早く仕事やめたい。そして誰ともかかわらずにひっそりと死ぬまで寝て暮らしたい。

僕はチョコパイ食べながらツイッターして暮らしたいだけなの!

「誰ともかかわらずにひっそりと死ぬまで寝て暮らしたい」とかめっちゃ謙虚で慎ましい夢だと思う。だって別に「きれいなお姉ちゃんをたくさんはべらせて毎日高級なディナーを食べまくって夜の街でシャンパン開けまくって豪遊して暮らしたい」とか、そこまでの贅沢は言ってない。誰ともかかわらずに寝て暮らしたいだけ。

そんでもって、おしゃれな服がほしいとか、レインボーブリッジを見渡せる夜景のきれいな港区の高層マンションに住みたいとか、毎日銀座久兵衛で寿司を食いたいとか、1回10万円の高級ソープに通いたいとか、そういうギラついた欲望もない。

僕はただ植物のように静かに生きて、そして植物のように静かに枯れたいだけだ。枯れるように死んでいく人生。それがほしい。吉良吉影が望んだように、静かに、ひっそりと暮らせたらそれでいい。

基本毎日うちに引きこもって、チョコパイを食べながら図書館で借りた本を読んだり、チョコパイを食べながらマンガ読んだり、チョコパイを食べながらアニメを見たり、チョコパイを食べながらネットサーフィンしたり、チョコパイを食べながらブログを書いたり、チョコパイを食べながらツイッターしたり、チョコパイを食べながらゲームしたり、チョコパイを食べながらレトルトカレーを食べたり、その程度の暮らしができれば僕はそれで最高にしあわせなんだ。

もう嫌なんだよ、ツイッターできないのが寂しすぎて予約ツイートの設定とかアホなことをしたり、好きな人たちのツイートが読めなかったり、リアルタイムで返信できなかったり、そんな人生はもううんざりなんだ!

こんな慎ましやかなキノコちゃんの願い一つ叶わないなんて、絶対おかしいだろ。こんなかわいらしいキノコちゃんの夢一つ叶えてやれずに、何が文明だ!何が進歩だ!何がIT革命だ!何が人間だ!何が人間革命だ!バカヤロウ!あほんだら!ミリオンダラー!

誰かマジでこんなかわいそうな僕のことを食わせてください養ってください結婚してください。

働かずに生きる方法を誰か整備してくれ(人頼み)

働かないで生きていく方法ってないのかなー?

いや、ここまで書いてきたみたいなしょうもない愚痴が言いたかったわけじゃなくて、ここからが本題だった、働かないで生きていく方法はないのか?って話!

「働かないで生きていく方法」、ないわけではないと思うのだ。それも、能力ある個人にのみなし得るなんらかの方法というのではなく、社会の仕組みとしてそれを可能にする仕組みというのは実現可能だと思うのだ。

というか、たとえば現にアラブの辺りの石油国みたいに潤いまくっていれば働いたりしないでも豊かに整備された社会インフラだけでリッチに暮らせるし、そこまで特別な地の利に恵まれていなかったとしても、たとえばかつて古代ギリシャが文化や哲学において高度に発展したのは奴隷を働かせて自分たちは働かずに高等遊民活動に専念することができたからだ(アリストテレスは奴隷制度を肯定して「奴隷は命ある道具である」とのたもうた)。

実際余暇の中からしか高度に文化的なものは生まれてこない。スコラ哲学だのスクール(学校)だのの語源はずばり「暇」だ。今思いついただけの仮説だが戦争のような多忙は文明を促進し、余暇は文化を発展させるということが言えるかもしれない。

ジャンプマンガみたいに忙しさのインフレーション起こすのやめろ!

いや、もちろん現代において人道的観点から奴隷制度はダメに決まってるし、素晴らしき奴隷制度を再興しようって話ではない(もっとも派遣という仕組みはていのいい現代の奴隷制度なんじゃないかってことは思…なんでもないです)。

でもその代わりに現代には機械があるだろ、コンピューターがあるだろ!「自分が楽をしたいから自分に変わって他のやつに働かせよう」という「使役」の発想は雇用の基本だしそれをもっと乱暴にやったのが奴隷制だしこき使いすぎると死んでしまう奴隷なんかよりもっと過激に酷使しても死なないなんて優れものだぜ、ってわけでここまで高度に発達を遂げたのがコンピューターだろ!

ていうか実際高度経済成長期なんかには「◯十年後には機械がわれわれ人間に代わってすべての仕事をやってくれるようになるので人間は働かなくて済むようになる」みたいな未来予想図がまことしやかにささやかれていたものだ。というのは嘘でそんな話は知らないが、でもきっとささやかれていたに違いないのだ!(適当)

それなのになぜ21世紀になって久しい今になっても僕たちは忙しく働きまわっていくばくかのあぶく銭を稼ぐために必死にならなくてはいけないのか?

だっておかしいじゃないか、「未来はもっと豊かになる」、それが文明の進歩ということの前提であるはずなのに、文明が高度に発達してもちっとも暮らし向きが豊かになった気がしないし、労働時間は一向に減らない。むしろ増えとる。マンモス狩って暮らしてた頃のほうがよほど労働時間なんて少ない

少なくとも文明の進歩は豊かさと=では直結していない。文明の進歩→豊かになると矢印でつながればいいのだけど、実際はそうはならない。文明が進歩してなにかしら便利になっても、人間は今度はその便利さを使って搾取したり奪い合ったり競争することに奔走を始めてしまう。だから一向に豊かになんてならないのだ。

これはもうまるでドラゴンボールの強さのインフレーションのようなものだ。どんなにピッコロやベジータががんばって戦闘力を上げても、結局そのたびにさらにそれを上回る戦闘力の敵が現れ続けるから、いつまでたってもピッコロもベジータも悟空の引き立て役の噛ませ犬でしかない(言い過ぎ)。それとまったく同じ構図ではないか。

ベーシックインカムでみんなハッピーのウハウハになれる!

まあ別にそういう人間の愚かしさとか浅ましさを糾弾したところでまったく意味なんてないし、眠いからするつもりもないんだけどさ。

ちょっと暗い感じの話になりすぎてただでさえ暗い気持ちでいたのによけい暗くなって完全に死にたくなってきたから、最後に本来これが書きたかったはずの楽観的なユートピア幻想を書いて終わりにしよう。

結論から言うと、ベーシックインカムが実現すればみんなハッピーのウハウハになれると思うんですよ!一応ベーシックインカムについて簡単に説明すると、「政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で定期的に支給するという構想」のことね。

財源の問題とかそういう物理的な実現可能性の話で言えば、現時点の日本でもいくらでもやりようによって実現可能だと思う。ただむしろ精神的な抵抗があまりにも強いがために実現してないしいまだにほとんど絵空事か荒唐無稽な夢物語くらいに思われているのだろう。

まあベーシックインカムの話もいいや、興味のある人はどうぞご自分で詳しく調べて勉強してみてください。そしてあわよくばあなた様のお力でぜひベーシックインカムを実現してください!


ベーシック・インカム入門 (光文社新書)


ベーシックインカムは究極の社会保障か: 「競争」と「平等」のセーフティネット


おかねの幸福論 〜 ベーシックインカム編 〜 (veggy Books)

弱者でも幸福に生きていける社会の仕組みをつくってくれ(人頼み)

とにかく僕が言いたいのは、ベーシックインカムだろうとシヴァリンガムだろうと、なんでもいいから働かないでも生きていける仕組みの整備された世の中が到来すればいいのになーってことだ。

人間様はもう十分がんばって文明を進歩させたよ。そろそろ一休みして何万年も前から当たり前にあったような文化的な時間・生活の充実を計るべきときだよ!もっとみんな絵を描いたりマンガを読んだりアニメを見たり詩を書いたり音楽を演奏したり歌を歌ったり映画を観たり踊ったりポリネシアンセックスを堪能して楽しく暮らすべきだと思う。

そしてなぜ今十分にそうできないのかといえば、現状僕たちにはにっくき労働があるからだ。もちろん「やりたいことを見つけなさい。そうすれば明日からあなたは働かなくていい」というエジソンの言葉に強く共感する経営者や仕事人もたくさんいそうだけど、僕はやっぱりそれって強者の論理だと思う。

みんながみんな(少なくとも僕は)そんなふうに強かったり優秀だったりするわけじゃないっての。己の力一つで自分の人生思うがままに切り開いていける人間ばっかじゃねえっての。

働かなきゃダメ→働かなくてもOKになったら働きたい人は増える

でもそういう人間だって自分のやりたくもない仕事や労働で一回きりの自分の貴重な人生をカンナで生命を削り取るように消耗しなくてもよくなったら、きっともっとずっと自分の創造性を発揮して自由に楽しく生きていくことができるようになると思うのだ(ここでいう創造性とはもちろん必ずしも文化芸術的な才能の発揮という意味ではなく)。

逆説的だけど、もし本当に働かなくても生きていける社会が実現したら、むしろ「働きたい!」って思う人はたくさんいるんじゃないかなー。もともと人間にとって働くことってお金のためだけじゃなくて「世のため人のため」って側面は綺麗事でなしに大きいと思う。それが引いては自分のためになるというだけで。

たとえばお医者さんなんかでも、「お医者さんがいなくなったらどうすんだよ!」って思う人がいるかもだけど、「働かなくても生きていけるなら俺は医者やめる」って人はむしろ少数派な気がするなー。そしてその程度のつもりで医者をやってるような人はさっさと医者なんてやめてしまって(そのことはもちろんまったく責められるような悪いことではない)、好きな趣味に没頭するなり実は他にやってみたかった仕事に挑戦するなりすればいいのだ。そのほうが本人にとってだけでなくあらゆる意味で世の中にとってもよほど有益なはずだ。

今は現実問題「働かなきゃ(生きて)いけない」世の中だから生きるため、愛する家族や女房子供を養うために、っていうんでやりたくもない仕事を心を殺してやってるって人が多いんじゃないかと思う。

でももし「働かなくてもいい(生きていける)」ってことになったら、むしろそこにできた選択の余地と余暇を利用して、自分の本当にやりたかったことに挑戦してみようって人は増えると思う。

そうなれば本人にとっても人生めちゃくちゃ楽しくなるし、引いてはそういう個人が増えた世の中全体だってもっと楽しくなるはず!

今は世の中ギスギスしすぎ。みんな向き不向きだって当たり前にあるのに、「働かなきゃ(生きて)いけない」って恐怖があまりにも強すぎて、そしてそれが当たり前すぎて意識することもないまま、向いてないことや嫌いなことに耐えてる。生きるために心を殺して日々を送ってる人があまりにも多い今の社会はあまりにも不毛で不幸だ。

そんなことだから人にもやさしくなれなかったり、家族に八つ当りしてつらく当たったり、子供を殴ったり、子供はひねくれて学校で他の子をいじめたり・・・みたいな、まるで風が吹けば桶屋が儲かる式のバタフライ・エフェクトって本当にあると思うのだ。

働かなくても生きていける社会の実現が芋づる式に問題を解決する

僕は思う。端的に言って、よりよい社会、幸福な世界の実現は、ひとえに働かなくても生きていける社会の実現にかかっていると。自分でもアホかってくらい現実的・具体的方策をなにひとつ示さない理想(というか夢想)オンリーの話だけど、わたくし冗談とかでなしに本気でそう思っております。

国会議員のみなさま官僚のみなさま有権者のみなさま国民のみなさま非国民のみなさま、どなた様でも結構ですので働かなくても生きていける世の中の実現をどうかよろしくお願い致します。

僕はもう毎週ロト6のハズレ券を泣きながら破り捨てるだけの人生なんてうんざりなんだよ、パトラッシュ・・・。ぎゃー!もうこんな時間!今日も夜勤に備えてもう寝なきゃ・・・。

おやすみなさい、ベーシックインカムが導入されて働かなくても生きていける世の中が実現したら起こしてください。その日まで、さようなら(永眠)。


働かないオジサンの給料はなぜ高いのか: 人事評価の真実 (新潮新書)


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「週4時間」だけ働く。