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まつたけのブログ

世界の片隅で愛を避ける孤独なキノコの魂の叫びを聞け!…聞いてください(◞‸◟)猫とマンガとアニメと嵐をこよなく愛するまつたけによるまつたけのブログ

北斗の拳で一番可哀想なアミバ様の話しようぜ

書評 マンガ 人物伝

先日『北斗の拳』のハート様の最期のお言葉「ひでぶ」が「ひでえ」の単なる誤植だったという話が話題になっていましたが、そんなことより『北斗の拳』中もっとも哀れな男、真に悲劇の運命を背負った男、アミバ様の話をして盛り上がり、故人の往時を偲び、冥福を祈ってみませんか?

 

北斗の拳とはどういうマンガだったのか、まあ途中からちょっと無理やりいい話風に路線変更して尊敬できる強敵(と書いて友と読む)との戦いみたいな話になったりもしましたが、あくまで基本的にはとんでもないゲス野郎や腐れ外道を、主人公であるケンシロウが秘孔というツボを突いて惨たらしく爆死させていく、というだけのシンプルなストーリーです。

なにしろゲス野郎や腐れ外道ときたら見た目からしてこんな感じです。

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はい。殺されて当然の連中ですよね。こんなモヒカンだの白塗りのメイクをしてトゲトゲをつけてバイクを乗り回したりロックやヘビーメタルを聴いてそうな見た目をしている奴らにろくな人間なんているはずがないんです。殺されて当然です。

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こちらが先日話題になっていたひでぶのシーン。「ひでえ」でも「ひでぶ」でも、別にどっちでもいいですよね、こんなデブ。だいたいデブとか雑魚はこんな感じで爆死させられます。

少年マンガ史上一、二を争うゲロ以下のにおいがプンプンする腐れ外道のカリスマ

まあ考えてみれば北斗の拳なんて本当にひどい話で、悪役の下衆ぶりや腐れ外道ぶりを際だたせるためにかよわい女の子が鉄板の上で裸足でダンスを踊らされそうになったり、罪のない気のいい老人が無惨に殺されたりして、読者に「こいつは臭えっ!ゲロ以下のにおいがプンプンしやがるッ!こいつは生まれついての悪だっ!」ってことをまずきちんと認識させた上で、主人公であるケンシロウにさらにそれを上回る惨たらしい殺し方をさせて、はぁ~スッキリ!カタルシスを得る、というのが基本的な構造です。

そんなゲロ以下のにおいがぷんぷんするザコ敵オンパレードの北斗の拳の中にあって、突出した存在、下衆の極み、腐れ外道のカリスマともいうべきキャラがいます。それがジャギと今回の主人公アミバ様です。

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上の画像がジャギ。特にコメントすることもないので本記事では割愛します。

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そしてこちらが本記事の主人公、アミバ様です。背景に花が咲いても少しもかすまない存在感はさすがの一言。ゲロ以下のにおいもまったく消せていません

このアミバ様、知るほどに本当に可哀想なキャラで、強敵としてケンシロウに認められた男たちは決まってただの外道ではなく、それぞれに男の哀しき運命を背負っている、みたいな演出を無理にでもするのが北斗の拳のお約束なのですが、本当に一番可哀想なのはぶっちぎりでアミバ様です。一番悲しい運命を背負っているにも関わらず本当にただの最低最悪の腐れ外道扱いですからまるでいいところがありません。

ケンシロウ、トキ、ラオウ、そしてアミバ様!男たちの悲しき宿命!

いったいアミバ様の背負っているそれほどの悲しい運命とはなんなのか?アミバ様のキャラ設定の説明をかねて簡単に北斗の拳の説明をします。

ケンシロウには二人の兄弟子がいます(本当はジャギも兄弟子なんだけど途中から完全にいなかったことにされているので本記事でも割愛します)。トキとラオウです。

この北斗神拳の同門の兄弟子であるラオウを倒すことが北斗の拳の前半の目的であり、全作中のクライマックスだと思ってもらってかまいません。

もちろん簡単にラスボスであるラオウまでたどり着けるはずもなく、そこに至るまでに数々の強敵や、そしてそれ以上に無数の腐れ外道の雑魚どもを爆死させていくわけです(ちなみに強敵は爆死しません。ここにも明らかな差別が見られます)。

その中でも一番の鍵となる人物がケンシロウのもう一人の兄弟子であり、そしてラオウの実の弟でもあるトキです。

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情けの男トキ。このイエス・キリストと見まごうばかりの神々しいオーラからもわかる通り、彼は正真正銘の聖人であり、彼の遣う北斗神拳は敵を爆死させる残虐無情なケンシロウの北斗神拳とは違い、死に際に快楽を与えて爆死させる有情拳です(結局爆死させてるじゃねえか!)。

北斗の長兄であり今や諸悪の根源と成り果てたラオウを倒すためにはまずこのトキに会わなくてはなりません。

ここでようやく出てくるのがみなさんお待ちかね、われらがアミバ様です。

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自信こそは最大の成功の要因であるとは多くの偉人たちも語るところ。さすがはアミバ様です。

聖者トキになりすます!さすがアミバ様!俺たちにできないことを平然とやってのける!そこにシビれる!あこがれるゥ!

かつてはあんなにやさしかったトキが、今やラオウ以上に残虐無惨な腐れ外道となり果てて人々を苦しめている(具体的に言うと拉致してきた人間を「デク」と呼んで新秘孔発見のための人体実験の素材としている)。そんな信じられない噂がケンシロウのもとに入ります。しかし実はこのトキは偽のトキで、私怨からトキになりすましたアミバ様だったのです。

いくらアミバ様でもなりすましはいけません。東京ディズニーランドのアカウントになりすまして会員登録をうながしたり、はるかぜちゃんになりすまして無駄に世間を撹乱するようなことをしてはいけないのです。そんなことをする奴はケンシロウの怒りを買って残虐シーンのオンパレードのような北斗の拳の中でも白眉といえるような笑える見応えのあるなぶられ殺されっぷりをしてしまうのもやむをえないと言わざるを得ません。

アミバ様の死亡シーンを貼ろうかとも思いましたがあまりにも残酷描写なのと、アミバ様の死に様はそこに至るまでの殺され方の全行程が芸術的な傑作なので死亡シーンのみを切り取っての紹介はやめておきました。どうしても気になる方は北斗の拳のコミックスの6巻だけでも手元に置いておいて損はありません。一生笑えます

われらがアミバ様の背負う世にも数奇な悲劇の運命とは!?

ではなにゆえそんな極悪非道の上に聖者トキの名を騙る不届き者のアミバ様が北斗の拳の中で一番の被害者であり可哀想だというのか?

それは、アミバ様は本来は存在するはずのなかったキャラだからです。

知らない人にはどういうことかわからないと思うので説明します。アミバ様は途中から急遽つくりだされたキャラだったのです。

北斗の拳を連載しているうちに、トキの前にワンクッション置く意味でアミバという偽物を出そう、という構想を思いついたのですらないのです。

アミバ様は当初、正真正銘れっきとしたトキだったのです。

今でこそ北斗の拳中でも一、二を争うその極悪非道ぶりの汚名を一身に背負わされてしまっているアミバ様ですが、本来その悪魔の所業のすべてはトキその人のものだったのです。

そう、当初の設定ではジャギやラオウだけでなく、やさしかった兄トキもまた変貌を遂げてしまい、悪に身を落としてしまったという設定だったのです。

しかしここで問題が起こります。回想シーンでの「かつてあんなにやさしかったトキが・・・」の部分で思っていた以上にトキに人気が出てしまったことです。また当然そういった読者からのリアクションも踏まえてのものだとは思いますが、原作者や編集者の間でもにわかに次のような新たな構想が浮かんできました。

本当にこれだけ人気のある「聖者トキ」を悪に堕ちたことにしてここでケンシロウに殺させてしまっていいのだろうか?

トキは実は今も聖者として別にいて、ケンシロウに会うのを待っているという設定にしてはどうか?さらにトキはラオウの実の弟である設定にしてラオウとの直接兄弟対決をさせるのはどうか?

これが実際その通りに世に出、今私たちが知る北斗の拳をいまだに名作たらしめている名シーンになったことを思えば、このアイディアこそが北斗の拳を後世にまで残るような名作にした決定的な要因となったことは疑いようがありません。打ち合わせも大いに盛り上がったことでしょう。

しかし、ここで一人だけわりを食った人物がいます。そう、われらがアミバ様です。

外道堕ちしたトキの残虐非道な狂気と罪を一身に背負わされたアミバ様

本来トキであったはずのその人物を、途中からやっぱりこいつはトキではないとするためには、当然そいつをトキではなく誰か別の、トキになりすましている偽物のクソ野郎だということにしなくてはいけません。

そのために、そのためだけにつくられたキャラがアミバ様だったのです。可哀想です。可哀想すぎるにもほどがあります。

そうと決まれば、このトキになりすまして非道の数々を行う腐れ外道のキャラ設定を急ごしらえで新しくつくらなくてはいけません。

「トキに私怨を抱いていた勘違いの自惚れ天才野郎」というアミバ様のキャラ設定も、まさにこのとき決められたのです。

天賦の才を持ちながら最期まで誰にも認められずに殺されたアミバ様

いや、アミバ様には実際おそろしいほどの天才的な才能があったはずなのです。なぜならアミバ様は当初トキとしてケンシロウと相まみえ、戦闘になりますがこのとき当然北斗神拳を遣います。相手は仮にも一子相伝の北斗神拳の正統伝承者ケンシロウです。ましてケンシロウは北斗神拳の歴史の中でもラオウ、トキといういずれも伝承者にふさわしい兄弟子たちを抑えて伝承者となったいわば歴代最強の伝承者。そのケンシロウが実際に拳を交えてみて体中から血を吹き出して汗まで流しながら言うのです。「こ、この技の切れは…(たしかにトキ)!!!

まあすでに説明した通り、この時点ではたしかにトキ本人という設定だったのですから当たり前といえば当たり前なのですが、これがトキ本人ではなくアミバ様だったということになると、アミバ様の拳の才能は本物だったということになります。

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こちらが若き日のトキ。ケンシロウが尊敬し、ラオウすらも一目も二目も置き、「技の切れ、流れ、速さ―心技体―どれをとっても非のうちどころなく、あのジャギでさえも認めていた……」

そんなトキの北斗神拳を、あろうことかアミバ様はジャギから少し習っただけで習得したというのです。

そもそも北斗神拳は一子相伝の暗殺拳。誰かに少し教わったからといって一朝一夕で身につけられるようなものではないはずです。それをジャギに少し教わった程度で実際に拳を交えたケンシロウをして「こ、この技の切れは…(たしかにトキ)!!!」と驚かせるまでに至ったアミバ様。天才すぎるにもほどがあります

さらに数千年の歴史を誇る北斗神拳において、かつて発見されたことのない新しい秘孔を発見するなどその才能は尋常ではありません。天賦の才はジャギどころかケンシロウやトキ、ラオウすらもはるかに上回っています

しかし、「トキではなくアミバという別人」という設定が決まった辺りから急に(それこそ別人になったかのように)ただの凡庸なザコキャラ扱いになり、その天賦の才能さえも途中からはまるで全部ただのカン違いだったかのような印象操作までが図られていて本当に哀れの一言です。

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トキではなくアミバという別人の腐れ外道であることが発覚した途端に急にいかにも雑魚キャラっぽい技を繰り出させられるアミバ様。このあとさんざんにボコられることを考えると手の角度までが笑い涙をさそいます。完全にただのピエロです。

実際戦ってトキとは別人だと気づけないケンシロウって一体・・・

しかしそれにしても可哀想なのはアミバ様、そして大マヌケなのはケンシロウです。なにしろ途中で設定が急遽変わったからというやむを得ない事情があるとはいえ、結果的に直接拳まで交えたにもかかわらず、相手が何年も同門で同じ釜の飯を食べて育ったトキではないことに気づかなかったばかりか、北斗神拳の正統伝承者であるにもかかわらず、北斗神拳をかじっただけのアミバ様のにわか北斗神拳相手に大苦戦を強いられるのですから、はっきり言って幻滅もいいところです。

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ケンシロウ「失ってはならぬもののために!」

なにかっこつけてやがるバカ、そのサングラス似合うと思ってんのか?お前なんかアミバ様をトキの偽者と見抜けなかった時点で主人公として大事なものをとっくに全部失ってんだよ!

一応他にもかつてケンシロウをかばった際に負った傷なども証拠として出てくるのですが、やはりそれ以上にトキ本人であるかを証明するものはその拳以外にはないはずです。

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こちらが当初本当にトキ本人であることをケンシロウに証明した背中の傷。この傷に関しては作中では回収すらされませんでした(アミバ様のあつかいずさんすぎるだろ!)が、後付け設定でトキになりすますためにアミバ様がどこからかトキの背中の傷について知り、自分でわざわざ同じ傷を背中につけたということなのでしょう。本当にご苦労様です。 ここまでしてトキになりすましたのに(っていうかほんとはトキだったのに)結局最期は単なるなりすましの偽物野郎として無惨に殺されるアミバ様、本当に可哀想でなりません。

ちなみにそんなマヌケなケンシロウが自分が今苦戦している相手が本物のトキではなくアミバ様のなりすます偽者だと知るに至った経緯はこうです。さきほど説明したような事情でこのトキはトキではなくアミバという偽者ということにしようということが決まってからの急展開がこちら。

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レイ「アミバ、ほかの男はだませても俺の目はごまかせんぞ」

アミバ様とケンシロウが戦っているところに突然もう一人の男が現れます。ケンシロウと行動を共にするレイです。そのレイの口から唐突に衝撃の事実が打ち明けられます。完全に人任せじゃねえか!

それにしてもレイは本作の主人公であるケンシロウ(しかもトキとは何年も同じ釜の飯を食べて共に修行した兄弟弟子)がアミバ様と直接手を合わせて戦っていたにもかかわらず今の今までまんまとだまされてトキ本人だと思い込んでいたマヌケだと知っているのでしょうか?レイが得意気にこのセリフを吐いている間、ケンシロウはどんな顔で聞いていたのか気になります(そういえばこのケンシロウという男、以前にも椅子の上に置いてあった人形を自分の婚約者だと思い込み大声で名前を叫んでいたことがあります。お前の目は節穴か!そりゃラオウがお前を伝承者に認められないのも無理ないわ!)

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ケンシロウ「お前は目が見えぬのか…」

そのセリフ、そっくりそのままこいつに返してやりたい気分です。

それにしても「顔まで変えてトキになりすますとはな…」と言うことなのですが、どこからどう見てもトキとはまるで別人です。まったく似ていません。完全に整形の意味なしです。そこまでしてトキになりすまそうとするアミバ様の執念は買いますが、それを見抜けなかったケンシロウのマヌケぶりには言い訳の余地はないといえるでしょう。

名作北斗の拳の一番の影の功労者はアミバ様。フォーエバー・アミバ…

アミバ様があまりにも可哀想だったため、せめてアミバ様の無念を晴らすべく、最後は諸悪の根源とも言えるケンシロウの無能ぶりについても一太刀浴びせてみましたが、いずれにしてもわれらがアミバ様はもうお亡くなりになられて久しく、永久に帰ってくることはありません。

ですが忘れないでほしいのです、北斗の拳の真の影の功労者が誰なのかを。北斗の拳は今更言うまでもなく少年マンガの歴史に残る名作、大傑作です。様々な強敵(とも)たちとの熱い戦いが繰り広げられますが、軸になるのは一子相伝の北斗神拳をめぐる兄弟たちとの戦いです。このブレない大きな軸があったからこそ、ラオウでさえ戦いを避けていたサウザーとの激闘があり、トキの最期を飾ったリュウガといった魅力的な脇役たちも活きてきたわけです。

しかしその兄弟弟子たちの設定も当初のように単にトキもラオウも悪人のままだったとしたらどうでしょう?間違いなく北斗の拳は単なる外道を爆死させるだけのバカマンガで終わっていたことでしょう。

極悪非道で剛の拳のラオウに対し、聖者にして柔の拳を遣うトキという面白い設定があってこそ、トキとラオウの兄弟同士での戦いがあり、その中でラオウにも人間らしい情愛が残っていることがわかり、爆死させるだけの腐れ外道たちとは違う、真に強敵(とも)と呼び得る存在となっていったわけで、これが北斗の拳が単なるバカマンガでは終わらず、少年マンガの金字塔とも言えるバカマンガになった理由なのです。

ではそのストーリー設定に一番貢献したのは誰でしょうか?原作者の武論尊でしょうか?作画の原哲夫でしょうか?集英社の編集者でしょうか?当時のジャンプの読者たちでしょうか?

いいえ違います、アミバ様です。本来トキであったはずのアミバ様が、その罪と狂気の腐れ外道ぶりをすべてその身に一身に受けてくれたからこそ、今の北斗の拳の地位があるのです。いや、北斗の拳がのちの少年マンガに与えた影響を考えれば、アミバ様こそが現代の少年マンガのいしずえを築いたと言っても過言ではありません(※過言です)。

少なくともアミバ様のおかげで聖者トキがあり、そしてその聖者トキとその実兄として正々堂々と戦いを繰り広げたからこそ強敵と書いて友と呼び得るラオウとなったことは事実です(それまではなんだかんだであいつも拳王とか自分で名乗っちゃってる割にはけっこう悪どいことや卑怯なことをたくさんしてたただのゲス野郎だからね)。

どうかそのこと(とアミバ様の後半の圧倒的なピエロぶり)を忘れないであげてほしいのです。

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こちらは爆死寸前のアミバ様。なぜと問われればそれはアミバ様が偽者として殺されるためだけに急遽作られたキャラだったからとしか言いようがありません。本当にお気の毒の一言です。しかもわざわざ本人の意思とは無関係に勝手に後ろに歩いてしまうという使い道のよくわからない秘孔を突かれて高いところから落とされるんだからそこまでしなくていいはずなのに結局落ちてる途中で爆死させられます。アミバ様に関しては設定から死に様に至るまでなにもかもがあんまりです。

結論としてアミバ様は北斗の拳の影の主人公と言える(※言えない)

もしかしたら今の10代20代の若い方は北斗の拳なんて読んだことないよという人もたくさんいるかもしれません。しかしやはり日本男児としての教養と申しましょうか、少なくとも北斗の拳を読まずして少年マンガを語るのはシェークスピアを無視して英文学を語るくらい無謀で恥ずかしいことであると知るべきです。

北斗の拳が大好きな人も読んだことがない人も、この機会に北斗の拳を読み、強敵(とも)たちとの熱い戦い(と雑魚共の無様な爆死っぷり)、そしてなによりわれらがアミバ様のその喜劇悲劇の死に様にぜひ腹を抱えて笑って胸を熱くしてみてください。


北斗の拳全15巻セット (集英社文庫―コミック版)