殻付き牡蠣をレンジでチンして食べたら超おいしい
殻付き牡蠣をレンジでチンして食べたら超おいしい。
イクかと思った(若干酔ってるのでいろいろ許してください)。
殻付き生牡蠣をレンジでチンして簡単調理できるなんて驚きでごわす!
殻付き牡蠣をレンジでチンして食べたらおいしすぎてイクかと思った
酔っ払ってるから脳みそがフワフワする。こないだうちに宅急便が届いた。中身は大好きな八海山の大吟醸!!!!・・・はわかるとして、残りはサランラップとオイスターナイフであった。
サランラップとオイスターナイフとは奇怪な組み合わせである。なんとなればサランラップとオイスターナイフでは腹は膨れないからである。
サランラップは日用品として理解できるがそもそもオイスターナイフといえばオイスター、牡蠣を食べるための専用の道具であると思われる。そんなものをいただいても僕にどうしろというのか?
この季節の牡蠣がタウリンやグリコーゲンをたっぷりため込み、ビタミン・ミネラル・アミノ酸を豊富に含んだ海のミルクどころか天上のミルクと呼びたくなるような逸品であることは言を俟たない。しかし僕にそんなおいしい牡蠣を買うようなよゆうはない。まさかそういう嫌がらせ???
などと人間不信も甚だしいことを思っていると本日長崎県は諫早市小長井町の生食用の小長井牡蠣が届きました。ありがとうございます!というわけで早速殻付き牡蠣のおいしい食べ方を調べて食べてみました!
手の小さい方でもない僕の手のひらいっぱいのサイズの巨大な殻付き牡蠣!絶対おいしい!
殻付き牡蠣はレンジでチンして食べるのが一番簡単でおいしい
なにしろ普段牡蠣どころか炭水化物しか食べてないような人間なので食べ方もなにもわからない。せっかくならおいしく食べたいということでがんばって調べてみた。その結果わかったのは殻付き牡蠣はレンジでチンして食べるのが一番簡単でおいしいということであった。
殻付きの小長井牡蠣の食べ方の冊子にも生牡蠣の身の剥き方とか乗ってたけど調理用のハサミとか持ってないしめんどくさそう。せっかくわざわざオイスターナイフまで贈っていただいたのにごめんなさい、僕は殻付きの牡蠣をそのままレンジでチンして蒸し焼きにして、自然とパカっとフタが開いたところをちゅるんとすすって食べることにします!
作り方は簡単、お皿の上に牡蠣を4,5個くらい乗せて、ラップを軽くかぶせてそのまま500ワットで1個につき1分弱ほど過熱するだけ!・・・ということだったんだけど、僕の場合かなり大きさに差があるものを一緒に加熱したため、加熱途中で一個爆発してレンジの中に牡蠣が飛び散ってしまった。。。(※もちろん飛び散った牡蠣からスタッフがおいしくいただきました)
当たり前だができるだけ牡蠣の大きさは同じくらいのものを揃えるようにして加熱した方がいいだろう。ただその場合でも牡蠣によって個体差があるらしく、おとなしく簡単に股を開くフタの開く牡蠣もあればなかなか強情な牡蠣もあることがわかった(牡蠣の貝柱の問題らしい)。
牡蠣の火の通り具合、仕上がりの好みなども自分でいろいろ試してみるといいと思う。ちなみに牡蠣は焼きあがってもハマグリのように大きく口を開けるわけではないので注意してほしい。
先端部が1センチ弱ほど口を開けているのが確認できる。ここからオイスターナイフや指を使って簡単にフタを開けることができる。ただし殻が熱くなっているのでやけどには十分注意してほしい。なお、隣は牡蠣の大きさの比較用のリラックマとコリちゃんのトミカである。超かわいい。
生牡蠣もいいけどほどよく火の通った熱々の焼き牡蠣が最高においしい!
贈っていただいたのはせっかく生食用の新鮮な牡蠣なので生食もいいかなと思ったんだけど、僕の場合生牡蠣よりある程度しっかり火が通ったくらいのほうが好きだということがわかった。
ちょっと火が通ったくらいでうまく蓋が開いても、まだぷるんぷるんに柔らかくてかぎりなくレアに近いような牡蠣より、もうちょっと加熱してぷっくり膨らんでぷりっぷりの噛みごたえを楽しめる熱々の牡蠣のほうが個人的にはおいしいと思う。
もちろんせっかくの生牡蠣を加熱しすぎて表面が乾燥してしまうほど固くしてしまうなどというのは言語道断である。あくあまで舌触りはつるんとした表面と、プリップリの食感、なおかつ噛めばジューシーな牡蠣汁のあふれてくる絶妙な火加減であることが望ましい。
そうした試行錯誤を何度か繰り返しているうちに、最終的にはまとめて何個かを一気に同じだけあっためるより、少々面倒でも1個ずつあっためてフタが開いたらそれをビールや日本酒で熱いうちに小ぶりなものはちゅるんとすすって、大きいものは豪快に噛み付いてぷりっぷりの食感とジューシーな牡蠣汁を堪能しつつ食べるのが一番おいしい食べ方なのではないかという結論に達した。
お酒をちびちび飲みながらレンジの前で次の牡蠣の殻の蓋が開くのを見守っているのもまた楽しいものである。
表面はぷるぷると潤い、なおかつぷりっぷりの噛みごたえを兼ね備えた絶妙の火加減の焼き牡蠣。滴り落ちる牡蠣汁と一緒に熱々のうちに一口で口の中に放り込むのがおすすめ。
牡蠣の汁を絶対に捨ててはいけない
殻付き牡蠣をレンジでチンしたり、蓋を開けようと悪戦苦闘しているうちにもカキ殻からはまさに海のミルクと呼ぶにふさわしい色をした汁があふれ出て皿に滴り落ちていく。わかっているとは思うがくれぐれもこの汁を捨ててしまったりしないことだ。
はっきり言って牡蠣で一番おいしいのはこの滴り落ちる牡蠣の汁である。各種の栄養成分もこの牡蠣の汁の中にこそ豊富に溶け込み、含まれており、当然そこには牡蠣の旨味がぎゅっと濃縮された形で詰め込まれている。
火加減を確認したり、あるいは牡蠣の殻を剥いている間にもあふれ出してくる牡蠣汁をすすりながら牡蠣の殻を剥くもよし、ある程度牡蠣の身を集中的に食べてから皿にたまった牡蠣汁をすするもよし。
熱々の牡蠣の汁をすすると舌ではなく、むしろ心と脳髄が快楽に打ち痺れる。こんな濃厚な旨味の凝縮されたエキスのようなスープを希釈もせずにそのまますすり、飲み干すことの悦楽。
そこにはもはやある種の背徳感さえ感じられる。身分の違いゆえ決して許されない恋に身を焦がす二人の逢瀬。人目をおそれて限られた時間を夢中になって互いをすすり合い、貪り合う。そして今まさに手の届かない高貴なるお人と自分は不義密通を果たしてしまったのだ・・・とでも言うかのような背徳感とぞくぞくするような悦楽に心も体も蕩かしてほしい。
この牡蠣からあふれ出す汁をすすれるのはいかに新鮮な牡蠣の網焼きでも味わえない。レンジ加熱だからこそ味わえる最高においしい牡蠣の汁を、マナーや人目など気にせずひたすら官能的に、夢中になってすすってほしい。
牡蠣の殻から汁をこぼさないように気をつけて牡蠣の身を食べ、しかるのちおもむろに牡蠣殻に口をつけて牡蠣の汁をすすり飲むのもまた牡蠣の最高の味わい方かと思う。
殻付きの牡蠣の蓋を簡単に開ける方法
ただ中の牡蠣には十分熱々に火が通ったはずなのに、なおも頑強にフタを開けることを拒む強情者の牡蠣もいる。そういうときはどうすればいいかというと、そういう個体にかぎってオイスターナイフを使ってフタをこじ開けて食べればいい。もちろん普通のステーキ用のナイフでも代替可能だが怪我をしないように十分注意してほしい。
その際のコツだが、調理用のハサミなどがあれば話は簡単だが、僕のように調理用のハサミを持っていない人でもナイフ一本で上手に牡蠣の殻を開ける方法を開発した(大げさ)ので是非参考にしてみてほしい。
アルコールの酒毒に脳を侵食された僕の素晴らしい絵を見てまだわからない人はいないと思うが、牡蠣の尖っている方(先端)を狙ってオイスターナイフ、あるいはステーキ用のナイフの先端部で上から打撃を加え、殻の先端を破壊する。先端部は厚みもないので本当に簡単に破壊できる。
先端部を破壊できればそこに隙間が開いているはずなのでそこにナイフの先端をぶっ刺してあとは右へ左へ動かして簡単に牡蠣の殻をこじ開けることができる。熱々に加熱しても頑なに口を開けることを拒んだ強情者の牡蠣のフタをこじあけて中身の美しいぷるんぷるんの牡蠣にお目見えしたときの感動と征服欲にはたまらないものがあることうけあいである。まさに夜のトレジャーハントである(※酔ってるので自分でもなにを言っているのかわかりません)。
殻付き牡蠣をレンジでチンして熱々のうちに食べるしあわせ
あんまりおいしいのとせっかくなら少しでも新鮮なうちにというわけで今日のうちに半分食べてしまった。普段のように米などの炭水化物も一切なく、ひたすら牡蠣だけを主食に、バクバクムシャムシャと夢中になって食べてしまった。こんな贅沢でしあわせな時間は滅多に味わえるものではない。はぁ~、しあわせだなあ。。。お酒もおいしいな~。。。
残りも明日のうちに全部食べきってしまうつもりである。鉄は熱いうちに打て!牡蠣は新鮮なうちに食え!去年亡くなったうちのじいちゃんの遺言である。ぜひこの記事を参考にしてみなさんもおいしい牡蠣を官能的なレベルにまで堪能してほしい。おしまい。