まつたけのブログ

世界の片隅で愛を避ける孤独なキノコの魂の叫びを聞け!…聞いてください(◞‸◟)猫とマンガとアニメと嵐をこよなく愛するまつたけによるまつたけのブログ

ドラクエは一本道だから面白い

ドラクエは一本道だから面白いという話(というか僕の感想)。

ドラクエは一本道だから面白い

僕はドラクエが好きだ。特にドラクエ4が好き。ドラクエ6も好きだけどやっぱりドラクエ4のシナリオとかそれぞれ別の主人公からなる5章構成とか神がかってると思う。

 

ドラクエが好きか嫌いかってよくも悪くも一本道な展開を楽しめるかどうかが一番大きい気がする。僕はドラクエは一本道だから面白いと思う。これが逆に自由度の高いゲームだったら絶対自分にとってはここまで心に残るゲームにはなってなかった。

ドラクエは9までやった。ドラクエ9はやりこみ要素がたくさんあって面白かったけど、僕が好きなドラクエってそういうことじゃなくてドラクエ4みたいに胸が熱くなるようなストーリー展開でありシナリオの構成なので、そういう意味では残念といえば残念、しかたないといえばしかたないんだろうなあとも思う。

僕にとってはドラクエ4って多分一生心に残り続ける名作なんだけど、逆に今みたいにいろんなことのできるゲームがあふれてる時代だと、もうドラクエ4みたいな決められたストーリー展開をなぞるだけみたいなゲームって歓迎されなかったり作れなかったりするのかなあって気はする。


ドラゴンクエストIV

自由度の高いRPGって、かなりの部分「自分」が主人公なんだと思う。もちろん架空世界での架空の話であるにしても、「あなたが架空世界での冒険者だったら」みたいな話。だからある程度自由に自分の考えでいろいろなことができるし、主人公キャラの設定とか背景はないほうがいい。

ドラクエはわりと真逆。主人公の設定は生い立ちのレベルから決められてる。だから当たり前だけど主人公はプレイヤーとはまったく別の仮想人格(そんなのは当たり前で、まさかほんとに「自分はロトの子孫」とか「天空の血を引く勇者」とかって人はいないと思う)。そういう別人になりきって楽しむことができるかどうかだと思う(だから主人公はしゃべらないとかできるだけ感情移入しやすいように工夫されている)。

そういう意味ではドラクエって体験型のファンタジー小説というか、ほんとにゲームブックみたいな感覚だと思う。だから自由度を求めたり攻略をどう進めるかみたいな自分の考えは捨てるなり最初から持ち込まないほうが当然楽しい。よくも悪くも最初からそういうゲームではないから。

ただ一本道のストーリー展開、一本道のシナリオ構成だから、その部分でシナリオやストーリーが好きになれないとか、キャラにまったく感情移入できない、嫌いとかいうことだと楽しめないだろうなって思う。

僕はハリーポッターとかスターウォーズが大好きなんだけど、つまんない人にはつまんないだろうし、こないだまどマギのTVアニメ版をまとめた映画みたいなの観たんだけど個人的に誰にも同情や感情移入できないし好きになれないからつらかった。そういうのはどんな話でも相性があるからしかたないと思う。

僕はドラクエ4好きだなあ。。。当たり前だけど自分にはホイミンなんて人間になりたがりのかわいいホイミスライムなんていなかったし(当たり前)、自分は口やかましいじいやと自分に惚れてる神官をつき従えたおてんばお姫様でもないし(当たり前)、自分はかわいい女房子供のいる商人ではないし(当たり前)、父を殺されて仇討ちの旅に出た踊り子と占い師の姉妹でもないし(当たり前)、シンシアなんて自分をかばって死んだ幼なじみの女の子もいないし(当たり前)、天空の血を引く勇者でもなかったし(当たり前)、全然導かれてもいないんだけど、だからこそそういうキャラになって冒険の旅ができるドラクエ4は最高に胸熱だった。

ドラクエ4が出たのはもう20年以上前なのに、いまだに僕の中でストーリーでドラクエ4を上回るゲームってないし、多分これからもないんだろうなーって思う。DSでリメイクされたときも懐かしさ補正がかかりまくってるんだろうけど普通にめちゃくちゃ面白かった。

ゲームをプレイした順番とかもよかったんだろうなー。うちは貧乏だったのでドラクエ4が出た頃ようやくファミコンを買ってもらい、そしてなぜか一緒に買ってもらったソフトはドラクエ1だった。この順番は本当に正解だった。なにしろドラクエ1がはじめてプレイするゲームだったもんだから、いちいち使い捨ての鍵のシステムだの、人と話をするにもいちいち東西南北の方向を選ぶ無駄なシステムだの、毎回ファミコンの画面では潰れて判別の難しい文字の復活の呪文を自分で記録しないといけなかったことだの、そういう不便のすべてがまったく気にならなかった。

コントローラーの操作すらおぼつかなくて名前の入力すらできずに自分の名前を入れようとして「とくここ」になっちゃったし、リセットするだけの頭も回らない可哀想なアホの子だったからそのまま泣きながらロトの血を引く勇者の名前がとくここでプレイを始めたけどすぐに泣き止んで夢中になったくらいめちゃくちゃ面白かった。

こないだスマホのドラクエ1を少しだけやってみたんだけど、やっぱり今やるといろんな不便に耐えられなくてすぐにやめてしまった。作ったスタッフの側に文句をいう気はもちろんない。よくも悪くも自分も贅沢になってしまったんだなあと思う。

ドラクエは一本道だから面白いという話、というか単に自分がいかにドラクエ4が好きかという話がしたかっただけなんだけど、FFも普通に好き。3とか4も好きなんだけど、FFは7がすごく好き。やっぱり個人的な趣味としてシナリオがかっちり決まってるのをなぞるだけみたいなゲームが好きなんだと思う。もちろんストーリーがいいと思えればだけど。

だからビジュアルノベルというのか、人によってはゲームとすら認めないようなエロゲーとかの分岐を選択していくだけのアドベンチャーゲームもすごく好き。最初にやったFate/stay nightもめっちゃハマったけど、CROSS†CHANNELが死ぬほど好き。酸欠起こすほど泣いた。

でももはや全然ドラクエ関係ない話になってることに気づいたからそろそろやめる。とにかく僕にとってはドラクエは一本道だからこそわかりやすくて面白かった。いまだにファミコンでプレイしたドラクエ4は自分の中で超えるもののない傑作神ゲーム。

堀井雄二も鳥山明もすぎやまこういちも素晴らしすぎて自分にとっては神様。そんなミーハーなお話。あとFFの植松伸夫とクロノトリガーの光田康典も神様。・・・なんだけどほんとにドラクエ関係ないからもうやめる。僕はドラクエ4が大好き。そういうお話でした。おしまい。