まつたけのブログ

世界の片隅で愛を避ける孤独なキノコの魂の叫びを聞け!…聞いてください(◞‸◟)猫とマンガとアニメと嵐をこよなく愛するまつたけによるまつたけのブログ

「子供に夢を託すな」って子供に歌わせるな

子供に夢を託す大人より「子供に夢を託すな」って子供に歌わせてるリクルートのほうがよっぽどキモい。マジでキモい。

YouTubeとか見ててこのCMが流れると、スキップできるまでの5秒間に耐えてる間に5ヶ月くらい寿命が縮んでるんじゃないか?ってストレスを受けます。それくらいキモい。

「子供に夢を託すな」って歌詞を子役に歌わせるCMが不快すぎる

リクルートだかリクナビNEXTだかのこのCMに関しては僕は一から十まで全部気持ち悪いと思っていて、当然最初の一人が「子供に夢を託すな」と歌い始めた時点で気持ち悪さと嫌悪感で身の毛もよだってすぐにチャンネルを変えるなりCMをスキップするなりしてしまうので、全部見たことはないし金輪際見ることもないと思いますが、一応調べたら歌詞が出てきたので引用してみます。

子供に夢を託すな。子供に夢を託すな。言い訳探して諦めたふり。大人も自分を生きろ。子供に夢を託すな。子供に夢を託すな。先は見えてるだなんて嘘、嘘。大人も自分を生きろ。本当はあるだろ?。やりたいことが。自分のことをまず考えてゆけよ

「子供に夢を託すな」の部分しか聞いたことなかったけど、他の部分の歌詞も全部キモい。いや、ほんとは別にキモくないんだけど、この歌を子供に歌わせているという一点においてすべてがクソ気持ち悪く感じられます

もちろん僕にだってなにが言いたいのかってことくらいはわかる(つもりでいる)んですけど、「安易に自分の人生をあきらめてんじゃねえよ。無責任に子供に夢を託してそれで満足気な面してんじゃねえよ。てめえの夢はてめえで叶えろよ。てめえの人生を生きることの責任を子供に丸投げしててめえは隠居面してんじゃねえぞカス」的なことがいいたいんだろうなって僕は勝手に解釈してるんですけど、そして基本的にはまったく同感なんですけど、でもそれ以上にそれを子供に歌わせてんじゃねえよクソ気持ち悪いって思ってしまいます。

そもそもがリクナビNEXTって転職者のための求人サイトですよね。CMでは砂を噛むような毎日を死んだ目で送っているサラリーマンの様子が描かれてるわけですけど、

子供に夢を託すな。先は見えてるだなんて嘘、嘘。大人も自分を生きろ。本当はあるだろ?。やりたいことが。自分のことをまず考えてゆけよ

って歌われたところで結局着地点というかリクルートが意図している落とし所ってリクナビNEXTを使って違う仕事に転職させることでしかないんですよね。

転職さえすればサラリーマンのさえない日々が夢と希望に満ちあふれたサラリーマンの素晴らしい未来に変わるということでしょうか。不快感と相まって脳が悲鳴を上げて混乱をきたしそうです。

僕はものすごく親切で心のやさしい人間なので、あえてこのCMを全部見たいとか「子どもに夢を託すな」のCMが大好きだという人のために一応動画も貼っておきますね(やさしい)。


リクナビNEXT 「子どもに夢を託すな。」 フル - YouTube

リクルートのリクナビNEXTの子供のCMがうざい件

一から十まで説明するのもバカバカしいですけど、この歌ってどう考えたって大人がつくった歌なわけじゃないですか。それも企業の広告でしかないわけじゃないですか。それを子供にCMで歌わせることの気持ち悪さって僕には本当に考えられないくらい気持ち悪いんですけど、普通そんなに気にならないもんなんですかね。

別に「子供に夢を託すな」ってメッセージ自体はいいんですよ。むしろ僕も、自分もやるだけやった人間が本当にバトンタッチをするように若い世代に次の夢を託すとかでなく、自分が自分のやりたいことを追いかけることの苦労や大変さから目を背けて逃げてるだけの大人が「夢を託す」なんて綺麗事めいたご大層な名目で子供や若い世代に自分の責任をなすりつけて楽になったりいい気持ちになってるのはクソだせえなって思います。

でもなんでそのメッセージを子供に言わせるんですかね?気持ち悪い。いや、こんな年端もいかない子どもたちが実は大人たちに対してこんなことを思っているとか感じているならもちろんそれもありなんですけど、少なくとも僕は子供たちがそんな風に感じているとは思わないし、本当にただ単に利用されて歌わされているだけだと思います。

なので単純に「気持ちの悪い大人が子供を利用して子供に気持ち悪い歌を歌わせてる気持ちの悪いCMだなあ」ってこと以外のなんの感想も感じることができません。

「子供に夢を託すな」がメッセージならそれはそれでけっこうだから普通にそれを訴えればいいだけなのに、それを子供に歌わせちゃうキモさにはそれこそてめえで歌えよ、子供に歌わせてんじゃねえよ気持ち悪いって思います。

ましてや当たり前ですけどこれはあくまで企業の広告でしかないわけで、「子供に夢を託すな」のメッセージも単なる建前で、実際には目的はリクルートやリクナビNEXTの利用の促進だったりイメージアップでしかないわけですから、そんな大人(というか企業)の都合や目論見を子供に歌わせて子供に訴えさせるというやり口の露骨なまでの醜悪さは、自分にはかなり吐き気をもよおすレベルに気持ち悪いんですけど、世間一般的にはそんなに気にならなかったりむしろ好感触だったりするんでしょうか。

まあCMなんて所詮作りごと、虚構でしかないわけで、広告効果を上げられれば基本的になんでもOKってことは僕もわかってるつもりなんですけど、「子供に夢を託すな」って歌を子供に歌わせるCMなんて自分には胸くそ悪い狙いがあまりに露骨にだだ漏れすぎて、このリクルートって会社には恥も外聞もないのかって思ってあきれ果てて開いた口が塞がらないレベルなんですけど、一般的にはけっこう評判よかったりするんでしょうか。僕には本当に謎です。

「子供に夢を託すな」とかキモいメッセージを子供に託すな

なんで子供に歌わせたりしたんだろう?そのほうが訴求効果が高いとでも思ったのかな?たしかに気持ち悪さとか不快感だったら子供に歌わせていることで劇的に高まったと思うけど、気持ち悪さや不快感をあえて強く訴求する意図や目論見が僕にはわかりません。

同じ歌をうたうのでも普通にアーティストなり子供のお父さんのサラリーマンが歌うなり、大人が歌ってたらこんなに気持ち悪さは感じていなかったと思うのですが・・・。

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この子や親御さんには申し訳ないですが一人目の彼が「子供に夢を託すな」と歌い始めた瞬間にYouTubeの広告スキップボタンをエンターキーがぶっ壊れる勢いで連打する毎日です。

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気持ち悪っ!なんの宗教だよ!そしてなんで全体にこんな色調が暗いんだよ!このCM、やることなすこと一から十まで全部キモいよ、いちいちキモいよ!何を狙ってるの?逆に気になるし不思議になるレベル。こんな人間の潜在意識のレベルまで不快感を刷り込む広告戦略が最新の手法としてあったりするんでしょうか?

リクルートは何がしたかったんだろう。っていうかどうしたいんだろう?このCMの目的や目論見はなんなの?そしてこのCMでその狙いなり目論見なりは果たせているの?

この歌、このCMで「そうだよな!子供に夢を託していたらだめだよな!俺たちが自分で夢を追いかけないとな!」とか思って感動しちゃう人とかいるんでしょうか。まあそういう人もいるならいるでもちろんいてもいいんですけど、個人的にはリクルートのリクナビNEXTのCMはめちゃくちゃうざいし不快です。

僕はリクルートってどういう会社なのかよく知らないんですけど、とりあえずハイパー気持ち悪い会社なんだなってことだけはわかりました。実際キモい会社かどうかは知らないけど、こんなCMを打ってたらそんな風に感じてしまう人間がいるのも当然なんじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょう。

正直どういう意図があってリクルートはこんな気持ち悪い広告に大金を投じてCMを打っているのか僕にはマジでわかりません。投じたお金に見合うような、あるいはお釣りが出るような成果というのが上がっているんでしょうか?僕にはわざわざ大金を投じて自分の会社のキモさをアピールしてネガティブキャンペーンをしているようにしか思えないので純粋にすごく不思議です。

わりとダイレクトマーケティングとかだとよくも悪くも顧客の感情を揺さぶるとか、一部の客層には強い不快感を与えることになってでも、別の客層には強く訴えるもののある訴求のしかたもあるんだろうなって思うんですけど、テレビCMみたいなマスマーケティングにおいて全国のお茶の間に強い感情的な不快感や嫌悪感をお届けすることにどんな目論見やメリットがあるんでしょうか?

まったく皮肉とかではなしに、もしなにか僕などにはおよそ想像もつかない深い狙いや深謀遠慮、目論見があるのなら本気で気になるし後学のためにぜひ勉強したいので教えてほしいです。

それともそもそも一般的にはそこまで気になったり不快に感じるようなCMじゃなかったりするんでしょうか?

まあまったく気にならないどころか意識もされない広告やCMというのは存在しないも同じですから、それと比べれば不快感や嫌悪感といったネガティブなリアクションでも感情を喚起させ、ある意味では心を動かして自社を印象づけるというのはまったく意味がないことだとは思いませんが、結果的にかえって自社の評判を落とすようなことにはならないんでしょうか?

そういうことがすごく気になります。けっこう前から「うわ、なんだこのCM、うざいしきめえ」って思ってた記憶があるけどいまだにしつこく流れ続けているということは、少なくとも「広告効果あり」と判断する程度には効果が上がっているということなんでしょうか?本当に世の中は不思議でいっぱいです。

ホレイショー、この天地の間には、人間の学問など夢にもおよばないことがいくらでもあるのだ。   ―シェイクスピア『ハムレット』

というわけで、「子供に夢を託すな」って子供に歌わせてるリクルートのリクナビNEXTのCMが気持ち悪くてうざいし不快っていうだけの話でした。おしまい。


リクルートを辞めたから話せる 本当の「就活」の話