まつたけのブログ

世界の片隅で愛を避ける孤独なキノコの魂の叫びを聞け!…聞いてください(◞‸◟)猫とマンガとアニメと嵐をこよなく愛するまつたけによるまつたけのブログ

有頂天家族の感想

有頂天家族の感想、

というか有頂天家族超面白かった!

うひょー!

と有頂天にはしゃぎまくる話。

有頂天家族とかいう面白いアニメの感想

ちょっと前に森見登美彦さん原作の四畳半神話大系というアニメを見まして、それがめちゃくちゃ面白くて四畳半神話大系とかいう神アニメの感想…と見せかけて人生についてという四畳半神話大系はあまり関係ない記事を書いたところ、同じ森見登美彦さん原作のアニメの有頂天家族も面白いですよとおすすめしていただきまして、ちょっと前に一気見いたしました。

有頂天家族、めちゃくちゃ面白かったです!そんなに有頂天家族とも思いませんでしたが、バラバラなようでいて本当はちゃんと想い合ってる、そんなかわいいタヌキの家族の固い結束と家族愛にじーんとするやら激しく泣かされるやら心をあたためられるやらしました。

思わず見終わって感動した僕が真っ先にしたことは、たぬき鍋について調べることでした。そして有頂天家族の中ではたぬき鍋は本物のたぬきを使ったものでしたが、実際のたぬきは大変不味く、たぬき鍋といったときのたぬきというのはアナグマのことであるというほんとにどうでもいいトリビアを身につけたりしてました(ほんとにどうでもいい)。

有頂天家族とか四畳半神話大系とか森見登美彦さん面白すぎ(読んだことないけど)

森見登美彦さんって僕は小説をまったく読まない人間なのでまったく読んだことがないのですが、四畳半神話大系といい有頂天家族といい、アニメがあんなに面白かったんだから絶対小説も面白いんだろうなーって思います。本や小説が好きな人には森見登美彦さんの小説をわたくし自信を持っておすすめいたします!(読んだことないけど)


森見登美彦 新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫)

実際小説も面白いですよって教えてもらったんですが、どうも小説というと僕のような阿呆には敷居が高く、よっぽど暇じゃないと読む気がしない・・・っていうかまあよっぽど暇なんですけど、それでもよっぽど気力が充実していないと読もうって気になりません。これもまた阿呆の血のしからしむるところといったところでしょうか?やっぱり基本的にアニメやマンガが好きです。この際森見登美彦さんの小説は全部アニメ化してもらえたら助かります。

それにしても有頂天家族っていつやってたのかと思ったらついこないだだったんですね。。。情弱すぎて全然知らなかった。。。2013年の夏クールかー。

きんいろモザイクとハイスクールDxD NEWがめっちゃ傑作で大好きだったことは覚えてるし、進撃の巨人の人気は言わずもがな、ダンガンロンパも一応全部見たし、いくら暇で暇でしょうがなくても戦姫絶唱シンフォギアGと空の境界は途中でダウンして見続けられなかったことも覚えているのですが、そんだけたくさんリアルタイムでアニメを見ていたくらい暇を持て余していたくせに、有頂天家族みたいな素晴らしいアニメがやってるのを知らなかったとか、やっぱり情弱だとだめだなー。。。

弁天さんと赤玉先生が男女の仲だということを心が受け入れられない

有頂天家族はですね、最初は四畳半神話大系が面白かったという余韻冷めやらぬまま見ていたので、当たり前ですけど絵柄も全然違うし、大好きだった小津がいないことに違和感があって(おかしい)悲しかったんですけど、1話の最後のほうで弁天さんが矢三郎にいきなりディープキスかましたシーンあるじゃないですか、あのめっちゃ唾液が糸を引きまくるエロいやつ、あそこで完全に小津のことなんてどうでもよくなって有頂天家族に夢中になりました。

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弁天さん、嫌な女だと思うんですけど魅力的ですよね、矢三郎みたいな男(たぬきのオスだけど)が弁天さんみたいな神秘的で魔性を秘めた女の人を好きになるのはなんかよくわかる気がします。

赤玉先生ほど無様な醜態さらして女に入れあげるには矢三郎も僕もまだ赤玉先生ほどの歳ではないので若造にはなかなか難しいものもありますが、僕も歳をとってジジイになったら弁天さんみたいなクソ女に入れあげて薬師坊の奥座敷とか風神雷神の扇のような大切な物をほいほいあげてしまったりするようになるんでしょうか?少し悲しいものがあります。

 赤玉先生と弁天さんってどういう関係なんでしょう。師弟関係なのはわかるんですけど、男女の仲だというのは頭ではわかっても心で受け入れがたいものがあります。まあ弁天さんみたいなすでに人にあらざる天狗女を変に美化してもしょうがないんですけど、もう他にほしいものなんてないだろうにどうして弁天さんは赤玉先生のところに戻ったんだろう、って思います。弁天さんが赤玉先生に惚れているとは思えないのでどうせまたすぐに捨てるんだろうとは思うけど。

赤玉先生は無様だし情けないって思ってしまうんですけど、でもそんなふうに思ってしまうのもほんとはすごい人なのにとか(天狗だけど)、やさしいところもあるのにとか、やっぱり憎めない人(天狗)だからなんですよね。だから弁天さんにおかれましてはどうかどうせそう先も長くないであろう老いぼれの赤玉先生にやさしくしてあげてほしいと思います。ちなみに赤玉先生の呼び名と聖飢魔IIの名曲、赤い玉の伝説にはなんの関連性もないとのこと(当たり前)。

有頂天家族の下鴨家はみんな好きだけど一番好きなのは矢一郎兄さん

有頂天家族こと下鴨一家は矢四郎がちっちゃくてかわいい。ショタコンの僕から見ても合格のかわいさ。男装してないときのお母さんも超かわいい。むしろ有頂天家族で一番かわいい女性キャラって弁天さんでも海星でもなくてお母さんだと思うんですよね。特にたぬき状態のお母さんはかわいすぎてぬいぐるみにしたいです。

でも僕が下鴨家で個人的に一番好きなのはかわいいショタの矢四郎でもかわいい未亡人のお母さんでもなく、主人公のうつけ者矢三郎でも不甲斐ないキーマンの矢二郎兄さんでもなく、生真面目で堅物の矢一郎兄さんだったりします。

最初は長男風吹かせて矢三郎や矢四郎を叱ってばかりでうるさいお兄ちゃんだなって思ってたんですけど、8話の「父の発つ日」で父の死に責任を感じて井戸に閉じこもった矢二郎についてお母さんに、

「ねえ矢一郎、お願いだからあの子をあんまり責めないでやっておくれ。私にはわかっているよ、あの子のことは、よーくわかっているよ。あなたも兄さんならばあの子の気持ちをわかっておやり」って言われて、

「わかっていますよ、母上。あいつは俺の弟だ、俺にだってわかる。わかっているから、つらいのです」ってぼろぼろ泣きながら答えるシーンが切なすぎて好きすぎて、久しぶりに涙腺が完全に決壊してほとんど咽び泣きみたいに号泣してしまいました。矢一郎兄さんは矢一郎兄さんで、偉大な父・総一郎を失ったあと俺がしっかりしなきゃって思って気を張ってがんばってたんだなあって。

生真面目で不器用な人だからそうと決めたら人にも自分にも厳しくなりすぎちゃうタイプの矢一郎兄さんの弱さとしんどい気持ちが可哀想やらかわいいやら、愛しすぎてめちゃくちゃ好きになってしまいました。どうかお母さんには頼りない矢二郎以下の兄弟のことだけじゃなくて矢一郎兄さんのこともわかってあげてほしいです。

面白きことはよきことかな。有頂天家族に出会えたことに有頂天

それにしても父の死に強い責任を感じてカエルになって井戸に閉じこもってしまうわりとしょうもない矢二郎といい、本当は矢二郎がどうしてカエルに身をやつして(って言ったらカエルに失礼だけど)井戸に閉じこもったのか知っていたお母さんといい、それを知って誰を責めることもできずに泣くことしかできない矢一郎兄さんといい、なんてかわいくて愛しい家族なんだ。。。

いいなあ、こういう家族。。。そのあとの展開ももちろん面白いんですけど、有頂天家族の感動のクライマックスは8話の「父の発つ日」だと思います。

有頂天家族、ほんとに大好きなのでこのままのペースでどたばたの大団円まで全部ひとりで感想を語りまくってもいいんですけど、それをやると1万字をはるかにオーバーしてしまいそうなのでここいら辺でやめておきます。もしまだ見たことのない人がいたらおすすめのアニメなので見てみてください!面白きことはよきことかな!おしまい。

追記:森見登美彦さんの四畳半神話大系も有頂天家族もアニメが面白かったし小説もおすすめされたので読んで感想書いてみました。

森見登美彦の走れメロスの感想

森見登美彦の夜は短し歩けよ乙女の感想


TVアニメ 有頂天家族 オリジナルサウンドトラック