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まつたけのブログ

世界の片隅で愛を避ける孤独なキノコの魂の叫びを聞け!…聞いてください(◞‸◟)猫とマンガとアニメと嵐をこよなく愛するまつたけによるまつたけのブログ

悩みのるつぼ 「働く意味がわかりません」への岡田斗司夫さんの回答

人生 ニュース 考えごと 人物伝

10月13日の朝日新聞、悩みのるつぼより。今回の回答者は岡田斗司夫さん。

相談者は大学3年生の男子。以下質問の引用。

●相談 働く意味がわかりません


大学三年生の男子です。

そろそろ就活が始まりますが、何のために就職して働いていくのかわかりません。

僕は世間では高学歴と言われるような大学に通っていて、成績も悪くないので問題なく卒業できそうです。

先輩たちは、普通に頑張っていれば良い会社に就職できています。

大学の4年間は自由に遊べる時間が多いので、受験はそれを励みに頑張りました。

しかし、社会人になったら約40年間も働き、平日は毎日自宅と会社の往復生活。

仕事も大変そうで、休みも少ししかありません。

家が裕福でなくニートはできません。

生きていくために働かなければならないのはわかります。

でも、何のためにそこまで大変な思いをして生きていかなければならないのですか。

家族のために頑張って働いている人もいるでしょう。

でも、僕はゲイです。恋愛を楽しむことはできても、結婚して家庭を築くことはできません。

お金持ちになりたいという欲もありません。

働きたくないのに、「御社が第一志望です」と嘘をつき、何十社もの採用試験を受ける。

こんなのは序の口で、社会に出たらもっと汚いことがいっぱいあると思います。

やりがいや目標などを考えずに、なるべく楽な仕事を選ぼうとするのも間違っているような気がします。

働く意味、生きていく意味って何ですか。教えてください。 

正直「世間では高学歴と言われるような大学に通っていて、成績も悪くないので問題なく卒業できそう」のあたりはイライラしながら読んでいた。大学3年まで順風満帆の人生で完全に世の中をなめてるクソガキの質問のような気がしたからだ(※ひがみが90%ほど含まれています)。

しかし相談の内容を最後まで読んでみると別にそういう自慢半分の内容でもないようだ。もちろん青臭いと笑う人は笑うのだろうが、本人としてはいたって真剣に悩んでいるのだと思う。

ゲイであるというちょっとしたカミングアウトも含まれているが、それはこの際ほとんどまったく関係ない。ゲイであろうとレズビアンであろうとバイセクシャルであろうとノンケであろうと働く意味、生きていく意味ってなんだろうと悩んだり考えたりすることに違いがあるわけではない。

まあ考えることは読む人ごとにいろいろあるだろうけど、とりあえず今回の回答者の岡田斗司夫さんの回答の引用。

回答:岡田斗司夫

青春、という言葉があります。「大人になるかどうかで悩む時期」のことです。

大人は汚いし、ずるい。

大人になって仕事したり家族作ったりするのは損。

でも大人にならなくちゃいけない気がする。

どう考えても損だけど、みんなが言うから大人にならなくちゃ。

いや、ずっと今のままじゃなにがイケナイの?

別にいいと思うんだけど、心の中の何かがダメって言う・・・

こんな悩みが自分の中に生じてこない段階は「子ども」です。

そして、こんな問題でいちいち本気で悩まなくなった状態を「大人」と言います。

「子ども」に戻れず、悩んでしまう。だからといって割り切って「大人」にもなれない。

人によっては10年以上も続く。後戻りも割り切りもできず、一番しんどい時期です。

そして、子どもから青春にシフトしちゃったら、もう後戻りはできません。

社会にでる意味がわからない、と言いながら「家が裕福でなくニートはできない」と考えてしまうあなたは、もうシフトしてしまいました。

こういう問題意識を持つこと自体が、すでに「子ども」じゃなくなっちゃった証拠です。

なので、あとは二択しかありません。

「青春を続ける」か「しぶしぶ大人になる」か、どっちかです。

前者を選べば、まだ大人にならずにすみます。

悩み続けながら、問題を先延ばしできます。

大学を卒業せず院に行ったり、いまからどこか留学先を探すのも青春を続けるのに効果大です。

後者を選んでも、すぐに割り切りはできません。

「働く意味・人生の意味」に悩まなくなるのは、たぶん5年ぐらいかかるでしょう。

この記事を読んでる朝日新聞の読者、つまり大人の人たちには、あなたの悩みは「青春あるある」です。

「そういうの自分も悩んだよな~。え? 答? う~ん、どうでもよくなっちゃった!アハハ」

 子どもから青春にシフトしたら、もう戻れないのと同様に、青春から大人にシフトしちゃったら、もう「悩めない」んですよ。

 だから回答者の私には、もうあなたの悩みは理解できなくなってしまいました。

自分のことを思い出して苦笑いするだけです。アハハ。

 バカみたいですか? 

うん、辛かった時期をバカみたいに笑えるぐらいですね。大人の特権って。

悩み飽きたら大人になって、いつの日かいっしょに苦笑いしましょう。

 

ふーむ。。。。僕は正直なんかこの回答はずるい感じがしてしまった(自分がいい歳して甘ちゃんのおこちゃまなのは重々承知している)。

もともと僕は岡田斗司夫さんという人は、悩みのるつぼよりもっと前、名前と顔が世間一般に一気に売れた名著いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)よりもっと前、現在のいろいろな活動を通して大幅に改訂・改題されて出版される前のオリジナルの『人生テスト』(改訂・改題後『人生の法則 「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人』)、『ぼくたちの洗脳社会』(改訂・改題後『評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている』)の頃から「この人めちゃくちゃ頭いい!好き!」と思っていた数少ない人で、その証拠に(?)無料のメルマガだって購読しているのだ。というわけで次は今朝のメルマガから今回の回答に関しての岡田さん自身のコメント。

僕が留意したのは「否定しない」です。

働きたくない・社会は汚い、という「相手の言い分」を否定しない。

でないと、言葉って届きません。

あなたの考えていた答と違う?

それでいいんです。正解はないんですから。

「え? こんな回答でいいの?」って考えちゃう あなたは・・・

きっとまだ「青春」なんですよ。

お若いねぇ、羨ましい! (笑)

・・・ということらしいのだが、うーむ。。。

もともと岡田斗司夫さんの考え方が好きだったという話はすでにしたし、悩みのるつぼで回答者を始めた頃の回答も本当に目からうろこがボロボロ落ちたり、快刀乱麻を断つような名回答がたくさんあって「やっぱかっけーなー、すげーなー!」って超エキサイティングしていたのだが、どうも最近の回答には以前のような「すげーすっきりした!」とか「感動した!」ってなる回答がない。

今回のことで言うと、回答を読んでいる段階でなんか無難なところで寛容な大人が若者を丸め込んで終わらせようとしている感じがすごい透けて見えてしまった(実際に岡田さんがそんなつもりで書いていたかは知らないっす!違ったらごめんっす!)。

なんかいくつも回答をこなしているうちに回答にも慣れてきて、岡田さんは頭がめちゃくちゃいい人だから、「あ、こういう相談が来たらこのパターンね」みたいな型をなぞっているだけみたいな印象を最近の回答からは僕は受けてしまう。手練手管に走ってしまっている気がする。

といって、別に僕は岡田斗司夫さんを否定したり批判したいわけではない(もうとっくに散々しちゃってたら岡田さんごめんなさい)。今でも勝手に尊敬している数少ない一人だし、その証拠に(?)昨日だって岡田さんとゆかいな仲間たちが参加するTeamSpeak 3(要はスカイプのもっとたくさん人が集まれる版?)での講義をこのわけのわからない外国製のアプリをわざわざインストールして参加したくらいだ(結局人数制限があったみたいで落ちまくってぐだぐだだったけど)。

その中で岡田さんは「最後の『働く意味、生きていく意味って何ですか』の質問には絶対に答えられない。そもそも『回答不可能』な質問だから」というようなことをおっしゃっていた。

うん、それはわかる。働くことの意味もまあまあだけど、生きることの意味なんてことになれば人間にとってこれ以上ないくらい根源的な問いだ。いわゆる哲学…でもあまり真正面からまともには取り上げられない、宗教が主にテーマとしてきたような問題だ。

釈迦もイエスも真正面から一言で回答はできなかっただろう問いに、新聞の人生相談で答えてもらおうとはお釈迦様だって思っちゃいるめえ。

が、それにしても、この回答で件の大学3年生は「そうか、そういうもんか!」ってなったんだろうか。うまいこと丸め込まれたんだろうか。それとも「うーん、聞きたかったのはそういうことじゃないんだけどなー」ってもやもやしているんだろうか。

まあそんなことは知らない(知りようがない)のだけど、僕は正直もやもやが残る回答だった。

というわけで、僕が代わりに回答するとすれば・・・なんてだいそれたことはマジで考えてないとして、岡田さん自身の言葉を借りると

「え? こんな回答でいいの?」って考えちゃう あなたは・・・

きっとまだ「青春」なんですよ。

ということでもういい歳していまだに青春中らしい僕なりに、「生きることの意味って何?」問題について少し考えてみたいと思う(「働くことの意味って何?」問題について僕が積極的に発言できない理由に関してはどうかお察しください)。

さて、相談者の相談内容を僕なりに独断と偏見でまとめると、要は「近いうち働かなくちゃいけないことはわかっているけど、とりたててやりたいことがあるわけじゃねーし、働きたい仕事があるでもねーし、これまでは適当に遊んだり恋愛したりして学生生活を謳歌してきたけど、あーもう大学3年ってマジかよ、そろそろ就活のこととかマジで考えないとやべーじゃん、あーめんどくせー、てかそもそも働くことの意味って何よ?」

・・・みたいな感じがこの相談者の心の動きとして正直なところなんじゃないかと思う(実際はしらんけど)。

こんなふうに書くとやっぱり世の中なめてるように思える人もいるだろうけど、別に僕はそんな風には思わない。というか、「まあそんなもんだよね」って思う。

「働く意味がわからない、なんのために働くのか」とか、「生きる意味がわからない、なんのために生きるのか」とか、悩みとしていくら本人が大まじめに深く苦悩してみたところで、苦悩するに至った原因は「あー働きたくねー」とか「あー人生マジでつまんねー」とか、そういうものだと思うのだ。

少なくとも僕はそうだった。「なぜ働かなくてはいけないのか、働く意味がわからない」という問題は僕の場合は薄かったけど、というのも僕の場合働くことよりもっと根本にある「なぜ生きるのか?なぜ生きなくてはいけないのか?生きることの意味は何なのか?」、そんなことばかり考えて10代(一般に青春と呼ばれる年代)はおろか、20代(普通世間的には青春は卒業して特に男は現実的な、それこそ仕事に向き合ってるとされてる年代)もほとんど丸ごと潰してしまった形だし、いや、まだかろうじて終わってはないんだけど、でもまあそんな感じなわけです(つらい)。

それもこれも人生がつまらなかったからだ。生きる意味がわからないから人生がつまらないんじゃなくて、人生がつまらないから生きることの意味なんてことを問いとして意識した、というのが、多分僕じゃなくても当たらずとも遠からずってとこなんじゃないだろうか。

そもそも生きる意味がわからないんだから「なぜ働くのか」も「働くことの意味」もクソもないし、「生きる意味ってなんだ」、「なんで生きないといけないんだ、死んだらダメなのか?」とか、ほんとに死ぬ勇気があるでもなくそんな甘えたことばかりぐずぐず考えているうちに、気づいたら多重債務者になっていたり、ヒモみたいになっていたり、限度額いっぱいになるまで借金でしのいで、限界になったら慌てて少しだけ働いて金ができたらまたすぐ仕事をやめて借金で暮らす・・・みたいな見事なゴミ人間になっていたわけだ(つらい)。

多分普通の人たちというのは、程度の多少はあれ大体みんな人生の一時期こういうことを考えたりこういうことで悩んだりする時期はあって、それでもそれこそ「生きてかなくちゃならない」という現実的な必要性に迫られてとりあえず就職して、とりあえず働いて、とりあえず金稼いで、とりあえずその金で飯を食ったり、結婚して家族ができて養ったり、というあれこれをしているうちに、自然と過去の苦悩は寛解していくのだと思う。というか、問題だったことが問題ではなくなっていくのだと思う。

そこで僕のように下手にこじらせて、問題に捕らわれたまま身動きが取れなくなって、「とりあえずやらなきゃいけない」とされていることもできなくなると、これはもう末期ですわ、次はあなたがまつたけ候補ですわ、いや、ほんと苦しいんでこれはマジでおすすめしないです。

とはいうものの、おそらく若い人たち(今まさに苦悩のただ中にいる人たち)は自分にとって今切迫した問題(であると感じられること)をひとまず脇に置いておいて、「とりあえずみんな働いてるし働かないといろいろまずいから働いとくかー」みたいな小器用な生き方をよしとせず、そんなのは「結局問題から目を背けているだけ」とか、「現実に流されて純粋に疑問を持ち続ける心が摩耗して退屈な大人になっていくのは嫌だ」とか、そんな捉え方をするんじゃないだろうか。

多分僕もそう思っていた。ていうかだからこうなった(心を殺してまで退屈な大人になりたくないという気持ちはわかるけど、じゃあ逆に僕みたいなゴミ人間になりたいですか、って話ですよマジで・・・あ、やばい死にたい・・・)

でもわりと最近思うようになったのは、そういうことじゃねーなってこと。上に書いたみたいな若い人の気持ちはそれはそれでわかるし、その時点でそう考えたり感じたりすることになにも嘘も間違いもない。ある意味で正しいとさえ思う。

が、じゃあいわゆるそうした若者を卒業した「大人」たちがずるいのか、欺瞞の人生を送っているのか、間違っているのか、というとそれはどうも違うな、少なくとも必ずしもそういうことじゃねーな、ってことがやっとわかってきた気がしているのだ。

若い人はなにしろ今自分が「なぜ生きるのか」、「なぜ働くのか」といった疑問にとらわれていて、そこに焦点を当てて考えているから、そんな疑問を真正面から考えなくなった大人をずるいとか汚いとか大切なことを忘れてしまったと言って責める。

大人は大人でみんながみんな自分自身にもそういう悩み、そういう時代があったことを覚えていて若い人に理解を示すような寛容な人たちばかりではないから、悩みのただ中にいる若者を「青臭い」とか「世間知らずのガキが甘えているだけ」と苦々しく吐き捨てたりする(みんながみんなそういう嫌な大人なわけではないが、そういう心ない大人も一部にはいるということ)。

こうなるともう両者の間の断絶は深まり、広がっていくばかりだ。

でも違うんじゃないかな。本当は若者と大人の間に断絶なんてない。互いがまるで違う生き物みたいに見えてしまっているだけで、本当は所詮同じ人間同士、別に大して違うことをしているわけじゃないんじゃないかな、っていうのが最近僕が思うこと。

じゃあなにをしているのかっていうと、結局人間は老いも若きも、男も女も、自分のそのときどきの問題意識と精いっぱい向かい合って生きているだけなんだと思うのだ。

若い人たちは「生きる意味がわからない」とか「働く意味って何?」ってことが(なにしろ自分が今悩んでいる真っ最中なわけだから)この世のすべてみたいに思い込んでしまうフシがある。そうなればそんな「唯一根源的」な問いを忘れて、金稼ぎだのゴルフだの奥様方とのランチだのにかまけている大人が堕落したと見えるのは当然だろう。

でも本当にそれが世の中のすべてなのかな?ある人にとって、ある時点でそれがこの世のすべてに見える、ということは確かにある、というか誰もがそんなもんだろう。でも他人のことは置いておくとしても、自分だって絶対に変わるよ。たまに「自分だけは何も変わらない」みたいに、さもそれを素晴らしいことであるかのように胸を張って宣言してる人がいるけど、あんなのはてめえから大声で生き恥をさらしてるようなもんじゃないかな。「やっぱり人間は成長しなきゃダメですよね」とかそんなきめえ話ではなく、単に人生もあらゆる状況も、変わらないように見えても確実に刻一刻と流れて変化していくわけで、それにあわせて自分が変わらないわけがないでしょって話(「それでも俺は変わらない」というならそれは単に自分は馬鹿だと言っているだけだ)。

大人は大人で自分自身の問題と向き合うことに必死だし一生懸命なんだと思う。汗水たらしてお金を稼ぐこと、働いたお金で食ってくこと、家族を養うこと、そこら辺のことは無職ゴミ人間の僕ごときに語れることではないので想像するにとどまるけど、多分そんなに間違ってないと思う。彼らにとっては若い人が「生きることの意味って何?」って問題が一番大切でそれがこの世のすべてに思えているように、「毎日のお金を稼ぐ」とか「子供の面倒を見る」とか「家族を養う」ってことが、同じように一番大切なこと、彼らにとってのこの世のすべてに変わっているだけなんじゃないのかな。

(たとえばだけどもうバカの一つ覚えか慣用句みたいに「つまらない出世競争」みたいに「出世競争=くだらないこと」みたいに蔑んで、つまらない見栄や世間体のために馬鹿みたいだ、みたいにいう人もいるけど、ほんとにちゃんと自分で考えて言っているのかな?その上でほんとに見栄や世間体なんて役に立たない下らないものだって言えるのかな?僕は仮にそういう人たちが本当にみんながみんな見栄や世間体のためだけに出世競争しているんだとしても(そんなことないと思うけど)、それで出世してお金を稼いだり家族を養ったりするのは十分立派だし尊いことだと思う。少なくともそこに参加する権利も持たない自分が「つまらない出世競争」だなんて一言で吐き捨てられる気にはならない)

とにかく「若者」とか「大人」とか、ある立場にある人が自分の立場だけを唯一絶対だと思ってしまうと、別の立場にある人のことがずるいとか汚いとか甘えているだけだとか、いろいろ否定的な考えも出てきてしまうだろうけど、みんなそのときどきの自分の問題意識と精いっぱい向き合ってるという意味では別にそんなに誰も違いなんてないんじゃねーの、ってのが拙者の考えです。

さて、ここまでクソ長くなってしまった(まだ読んでくれてる人がいたら申し訳ねえ・・・これだから無駄に暇を持て余している無職ゴミ人間はダメなんだ・・・あ、別に僕以外のすべての無職の人をゴミだとかダメ人間だとは思ってないよ!)。

で、上記のような考えを踏まえ、僕なりにこの相談者の「働く意味、生きていく意味って何ですか」に答えるとしたら、「生きてみるしかないし、働いてみるしかないんじゃね?」ってことになる(ここまで長くなりすぎたせいで肝心の回答部分が一番雑で本当に申し訳ねえ)。

これも実は微妙な、ずるいといえばずるい回答で、「生きてみれば生きることの意味がわかるし、働いてみれば働くことの意味がわかるよ」という意味の回答ではないんだよね。

真正面から正解を出せる問題ではない、というのは岡田さんが仰っているとおりで、僕がここで暗に含みおいているのは「とりあえず人生が展開していくに任せて生きていれば、いつかその悩みは悩みではなくなっているよ」みたいなことだ。

ある意味で悩みに解決はない、問題に答えはない、ただそれが自然と悩むような問題ではなくなっていくだけ

これから就活をしたり、働いてお金を稼いでいくにあたって、そもそもそのことの意味ってなんなんだろう、ということが気になってしまう気持ちはよくわかる。僕はそれを甘えだとは思えない。

でも人生は一つ一つの疑問に答えを出さないと前に進めないわけじゃないし、むしろそんな風にして進んでいくことなんて一つもない。自分が「まだ答えが見つかってないんでもうちょっと先に進むの待ってください」なんて言っても問答無用で先に進んでいく。望もうと望むまいと(そういうもんなんだな、これが)。

でも僕が最近思うのは、それってそんなに悪いことばっかりでもないんじゃない?ってこと(本当にここまで長くなってごめん、でもつまりはこれが言いたかったんよ)。

問題に答えを見つけて先に進むんじゃなくて、とりあえずでも先に進んだら問題が解決していた(問題が問題ではなくなっていた)、というのが多分人生なんじゃねえかな、って思うんですよ、どうですか?今僕ちょっといいこと言った感じじゃないですか?(うるさい)

もう一度言っとくと、「とりあえずでも先に進んだら」って言うのは別に自分のほうで「まあ納得はしてねえけどとりあえず先に進んでみるか」ってことじゃないから。そんな人間の側、自分の側で選べるような問題じゃないから(つらいのー)。

望もうと望むまいと、人生はただ生きてさえいればどうなるにしろ勝手に進んでいく。勝手に進んで勝手に状況が変わる。状況が変われば自分だって変わる。全部必然性の中での出来事(もちろん必然と言おうと偶然と言おうと、別に本質的な違いなんてないのだ)。

 だからこの大学3年生の相談者が今後どうなるにしろ、働くにしろ働かずに僕のようになるにしろ(でもまあこの人の相談の文章から推察するに、この人はこんな相談をしたりもしつつ、そのときになれば間違いなくそこそこいいとこに就職してそこそこに稼いでそこそこいい暮らしするんじゃないかな)、とりあえず生きてれば自分の人生なりの解決を見るよ、ってことだったら言える。

それは必ずしも今の時点で考えていたような「生きることの意味とは何か?働くことの意味とは何か?」という疑問への直接的な回答ではおそらくないだろうけど、どういう形になるにしろ、それがいつの間にか問題ではなくなっていた、という段階が訪れることは自信を持って言える。多分、メイビー。

まあそれで「過去の疑問や苦悩がすべて晴れた!アイムハッピー!」と叫び出したくなるほどご機嫌な日々が訪れるかというと多分そんなことはなくて、そのときはそのときの「別の問題」(家族を養うことだったり、子供の世話をすることだったり、同性愛者だから家族とかはできないって人でも別にそんなことは無関係で家族にかぎらず恋愛のことでもなんでも)で頭の中いっぱいになってしまってたりするのが人生なのかもだけどね。

でもまあそれってきっとそんなに悪いことでもないよ。「振り返ってみればあの頃はあんなことで悩んでいたけど、今となってはもう遠い昔だなあ」なんて振り返ることはきっと楽しい。・・・なんか年寄りくせえ話になってしまって若いみなさんには申し訳ねえが。

そういう経験値を積んでいくうちに少しずつ少しずつ、そのときなりに問題はあるにせよ、生きていくのが楽になっていく、それはきっとすごく楽しいことだと思う。

・・・というわけで、米を食い過ぎた日のクソみたいに長くなってしまったが、最後に一応相談者への回答の形で乱暴にまとめると「生きることの意味がわからない、働くことの意味がわからない、その気持ちは非常によくわかる。が、悪いけどそれに直接的に答えてあげることはできない。『生きることの意味は何か』問題は生きているうちに(どういう形にしろ)自然に解消されるものだ。でもって生きていくためには働かなきゃならん。っつーわけでとりあえず働いてください。さもなくば働かないで僕みたいなゴミになるがいい」ということになる。・・・個人的には最後の「働かないと僕みたいなゴミになるけどそれでもいいの?」ってところに恐ろしいほどの説得力を出せたなと思っている(つらい)。

はい、これが僕の考え。書き始める前から思っていた通り、結局相談者さんにとっては煮え切らない話になってしまったかもしれない。まあ「生きることの意味って何?」なんて根源的な問い掛けへの根源的な正解があるわけではない以上それはしかたのないことなのだよ。許してつかあせ

それでも、「そんなことが聞きたいわけじゃない、自分が知りたいのはもっとこれから働いていくにあたって自分の背中を押してくれるような言葉だ!」という人。

だったらもっと早くそれを言ってくれよ!(泣)バカのくせにすげえ真面目にこんな1万字も書いてすげえ損した!(それを読まされたほうの損した気持ちは気づかないふりで完全に無視する)

すげえ損したけど、俺ってば意外と親切で面倒見いいとこがあるからそういう人には最後にこれをおすすめしておくね(最後の最後で他人に丸投げ)。

https://cakes.mu/posts/3102

ま、とにかく(1万字もがんばって書いたことだし)僕はそういう感じでとりあえず適当にもう少し生きていようと思うので、そのためにも(そろそろまた借金の限度額がいっぱいになるし)働かなきゃいけないんだよなー、あー、嫌だなー、めんどくせえなー、働くことの意味ってなんだよ、てかそもそも生きる意味ってなんだよ・・・って思ったのだった。おしまい。

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