宇宙最大の冗談
宇宙最大の謎の話。あるいは宇宙最大の冗談の話。あるいは、宇宙最悪の冗談の話。
完全に「わけわかんねえだろぉ!?(ゴー☆ジャス)」という話。なにしろ話している僕がさっぱりわけわかってないんだから、読む人がわけわかるはずがない。
だからそもそも読んでほしいとも思っていない。僕がいつかわけわかる日のために、わけわかった日に笑えるように書き残しておくだけの記事でありんす。というわけで、僕じゃない人はここでさようなら。
聖なる狂気 狂ったように大爆笑する人たち
僕が大好きな人の動画で、その人と話していた人が、話していた最中に突然わかってしまって、その人と一緒に狂ったように何分もひたすら大爆笑し続けるだけの動画を見るのがすごく好き。
そういう動画が何人分もあって、自分にはさっぱりわからないんだけど、本当にあんまり可笑しそうに笑っているものだから、つい見ているだけの僕も一緒になって笑ってしまうwww ww
いったい人間はどうしたらこんな狂ったように大爆笑を何分も延々とし続けることができるんだろう?あるいは彼らは本当に狂っているのだろうか?
わけがわからないまわりの人たちは困惑したように愛想笑いを浮かべたり、あるいは率直にドン引きしたりしている。その様子がまた可笑しくて笑ってしまうwwwww
その一瞬だけ、そういう「普通の人たち」、「まともな人たち」の感覚や世界を超脱できたような圧倒的な自由の感覚を覚える。あるいはたしかに狂っているのかもしれない。聖なる狂気。
でも僕は、それが狂気ならよろこんで狂いたいと思う。どうせ僕にはこの世のすべてが、この人生のすべてが狂気的な悪夢に思える。どうせすべてが狂っているなら、泣いたり怒ったり、人を殺したり、あるいは自分の手首を切り刻んだり、そんな狂い方より、狂ったように笑える狂い方のほうがいい。
自分は存在しない?
ところで動画の中の彼らはなにがそんなにおかしくて笑っているのか?彼らをしてそこまで爆笑させるほど面白い冗談とはなんなのか?それは、
自分は存在していなかった
ということなのだそうな。なにを言っているのかわからないよね?僕にもわからない。でもそれがわかると、狂ったみたいに爆笑できるみたいです。
おいおい、冗談だろう、コギト・エルゴ・スムじゃなかったのか?だが待てよ、「我思う。ゆえに我在り」と言うなら、「我思わず。ゆえに我無し」になったりもするんだろうか?そんな馬鹿な?
しかし、動画の中のわかっちゃった人たち、あるいは狂っちゃった人たちは、そんな馬鹿な話がさも本当であったとでも言うかのように、狂ったように大爆笑し続けるのだった。
これまで自分が(自分が自分だと思っていた存在が)、そしてそのことでさんざん苦しんできたはずの自分という存在が、そもそもただの勘違いや錯覚でしかなく、本当は存在していなかったとしたら?たしかにそれは狂ったように笑ってしまうしかない冗談なのかもしれない。
あるいは泣く人もいる。怒る人さえいるwwwwww「いったい今まであんなに苦しんできたのはなんだったんだ?」ってwwwwwwwwまったくご苦労様でしたという他ない。
私は誰か?自分とは何か?
私は誰か?自分とは何なのか?
宇宙最大の謎は、宇宙最大の冗談であり、そしてその冗談にだまされている間は、それはちっとも笑えない宇宙最悪の冗談でもありえる。
その代わり、ちっとも笑えない宇宙最悪の悪夢は、そこから覚めてしまえば宇宙最大の笑える冗談に変わるのかもしれない。僕はその謎を解きたいと思っている。