SMAP存続決定!めでたしめでたし!…なの?
今夜のスマスマことSMAP×SMAPが一部生放送に変更となり、SMAPメンバー5人が生出演し、今回の騒動を謝罪、経緯説明をするらしいという話を聞いて、久しぶりにスマスマを見てみました。
結果的にすでに一部で報道されていた通り、分裂危機だか解散危機だかは回避、晴れてSMAPは存続決定!おめでとう!みんな喜べ!ハレルヤ!…といった感じの流れだったのですが、果たして本当にそれでいいのだろうか?という水を差すようなブログを書いてみますこのたびは誠に申し訳ございませんでした(必殺の事前土下座)。
SMAP存続決定!めでたしめでたし!という茶番
SMAP×SMAPでの生放送での台本通りという感じのSMAPメンバーの謝罪と今後の活動継続の報告に関して、どうやらこれで少なくともジャニーズ側としては事態は収束、やれやれと考えているらしいことに、これほどバカバカしい茶番劇を見せられたのは久しぶりだと感じた人がいたかもしれません。
果たしてこれは本当にSMAP存続できてよかったねー、めでたしめでたし、って話なんでしょうか?正直疑問です。もっと正直に言うなら、少なくとも僕自身はかなり面白くない、むしろ考えうる限り一番面白くない展開になってしまったなーと軽くふてくされております。もちろん「面白くない」というのは、興味本位でしかない野次馬根性でもっと騒動が続いてほしかったとかそういうことではありません。
SMAPといえば大ファンとまではいえないまでも、自分が子供の頃からずっと第一線で活躍していましたし、その頃およそジャニーズアイドルというジャニーズアイドルが大嫌いで、ジャニーズ関係者一同は全員死ねばいいと本気で思っていた少し頭のおかしい子供だった僕にとって、SMAPは初めてテレビに出ていても好ましく見ていられるジャニーズアイドルだったので、思い入れは少なくとも同世代の人並みにはあると思っています。
それが結局こういうしょうもない茶番みたいな形での「存続」なんてことになってしまうと、正直スマップが存続できてよかったというよりは、なんか、あーそうなんだーって気が抜けてしまったような気持ちだというのが正直なところです。
今後はますますでかい顔するようになるのであろうメリー喜多川と、それに服従するしかないSMAP…かどうかは知りませんが、ついそんな大きなお世話でしかないことを考えてしまっては残念な気持ちになります。
ジャニーズ事務所(=メリー喜多川)完全勝利!
今回の一連のスマップの解散・分裂騒動に関しては、当初からメリー喜多川というお婆さんに関して思うところがあり、悶々としていたのですが、つい耐え切れず今朝ブログを更新してしまったばかりでした。
あえて死ぬほどわかりきったことをはっきり言いますが、僕は今回のSMAPの騒動は明らかにジャニーズ事務所という会社のかねてからの歪みが、大々的な形で顕在化しただけの騒動だと思っています。そしてその歪みの大部分が、メリー喜多川というお婆さんの目に余る身びいきや独裁専横なのではないかと思っています。
しかし、終わってみれば虚しいほどにあっけなく、少なくとも結果としてみればメリー喜多川大勝利、愚かにもジャニーズ(=メリー)に造反を企てた(キムタク以外の)SMAPメンバーがジャニーズ残りたさに全面的に非を認め、メリー喜多川、及び世間を騒がせて迷惑をかけたということで国民?に謝罪する、という、茶番としか言いようのない終わり方だったと思います。
ここ最近の報道も、新聞などでも完全にキムタク一人が事務所への筋を通した男のような書かれぶりで、中居さん以下のSMAPメンバーは一度はジャニーズを辞めるマネージャーについていくと決めていたものの、敗戦が濃厚とわかってみれば会社の力を離れて生きていけるはずもなく、路頭に迷うことが目に見えているため、考えを翻してジャニーズ残留・SMAPの存続のためにキムタクやらメリー喜多川に謝ったり、芸能界の大御所に相談したりと必死で奔走している、というような書かれぶりでした。
それがどこまで本当か嘘かなんてわかりませんが、僕はものわかりが悪いので、そもそもなんでSMAPがまるで悪いことでもしたみたいに世間だのに謝罪をしなくてはいけない流れになっているのかからしていまいち納得できていません。
そりゃ駐車違反を咎められて婦人警官を当て逃げしようとしたり、泥酔して夜の公園で全裸になって「シンゴー!シンゴー!」って叫んだりしたら法的に悪いことですから謝らなくてはいけないと思いますが、SMAPほどのアイドルがそんな不祥事を起こすはずが…すいません、今のくだりは忘れてください…。
SMAPを悪者にして謝らせてお終いとか、ほんと腐った会社だなあ…
えっと、ちょっと気まずい感じになっちゃったんですけど、話を戻しまして、僕が今回の騒動の発端に関して話に聞いているのは、そもそもはSMAPの育ての親である飯島マネージャーと、ジャニーさんの姉でありジャニーズの副社長であるメリー喜多川の間でかねてより確執があり、今回の一連の騒動も要するにSMAPがそれに巻き込まれた形だということです。
もちろんジャニーズを辞めるとか独立するとかいうことは、メンバーがそれぞれに決めることであり、その去就や身の振り方の選択の結果について責任がないわけではありませんが、それはあくまで本人にとっての問題でしかないのではないでしょうか?なぜ「国民の皆様にご迷惑をおかけし~」みたいな話になるのかよくわかりません。
いや、SMAPほどのアイドルグループともなればこれだけの騒動になってしまうのだし、一応世間様にも謝ってみせるのが世間とか社会というところの慣習なのだ、ましてやアイドルなんて世間様相手のイメージで飯を食っているのだから、形だけでも謝るのは当然だということくらいはアホなりにわかるとしても、なんというかSMAPが謝ってはいお終い、ちゃんちゃん!というのはそれこそ煙に巻かれてごまかされているというか、バカにされている感じすらしてしまいます。
本当に今回の問題の騒動はそんな浅いレベルの話なのでしょうか?これではまるで単にキムタク以外のSMAPメンバーがわがまま言ってジャニーズを辞めかけたけど、うまくいかなそうだということがわかってすごすごとしっぽ丸めて事務所(メリー喜多川)に頭を下げて出戻っただけ、みたいな感じじゃないですか。
今回の騒動は完全に中居さん以下のSMAPメンバーのただのわがままに伴う騒動で、結局SMAP側が非を認めて謝罪したので寛大にもジャニーズ側が許してやって収束しました、ちゃんちゃん♪で決着済みと言わんばかりの構図です。
SMAPになんて本当は大した興味もない一般の人はともかく、SMAPのファンはこんなジャニーズ側の描いたアホみたいな構図を信じて騙されたふりをして、それでもスマップが存続して活動を続けてくれるのだからよかった!とか本気で思っているんでしょうか?純粋に気になります。
繰り返しになりますが、僕自身は今回の騒動はそんな単なるSMAPメンバーのわがままという問題ではなく、ジャニーズ事務所という会社のあり方とか、メリー喜多川をはじめとする経営者側の人間の、目に余る身びいきや傲慢といった問題が顕在化しただけではないかと思っています。
そういう意味では表看板であるはずのアイドル、それも今日のジャニーズの繁栄に多大な貢献をしてきたにも関わらず蔑ろにされ、会社内での醜い権力闘争に巻き込まれてしまったSMAPは可哀想だとも思います。
もちろんジャニーズ事務所を今日に至るまで発展させてきたメリー喜多川はじめの経営者側も偉大なんでしょうし、逆にSMAPらアイドルだけが偉いわけでもないことくらいわかりますが、それにしても今後も改める気もなくこういうやり方を続けていくつもりなら(そうなんだろうということがよくわかりましたが)、メリー喜多川の89歳という年齢も考えればジャニーズも長くは続かないのではないか?という気がしないでもありません。
結果的にひとり負けの形の飯島マネージャーのご多幸をお祈りします
とはいうものの、正直に言えば今回のSMAPメンバーの出した結論に関しても、何とも言えない微妙な気持ちを感じています。
騒動が持ち上がった時点では個人的には飯島マネージャーと彼女を追う形でジャニーズを抜ける中居さん以下4人のSMAPメンバーを陰ながら全力で応援しようと心に決めていたのですが、なんだか終わってみれば尻すぼみもいいとこというか、結果的には飯島マネージャーが芸能界に残る道を完全に絶たれ、SMAPも調子こいて飼い主に噛み付いてお仕置きされた犬みたいな扱いにされて、これからは肩身も狭くジャニーズという独裁国家の中で「お仕事」に専念従事されるのかと思うと、正直同情だけではない複雑な気持ちを感じます。
SMAPをここまで社会的に影響力のある大きなアイドルグループにまで導いてきた功績ある飯島マネージャーに関しては、今後のご多幸をお祈りいたしますとしか言いようがありません。
もちろん今回の件で一番嫌な思い、というか苦渋の選択をしたのは中居さん以下のSMAPメンバーだと思いますし、今後もSMAPとして活動が続けられるというのはいいことなのかもしれませんが、本当に一度こんなことになってしまった後で、SMAPメンバーにとってもファンにとっても、もちろん今までと同じようになんて行くはずがないなりに、満足の行く形で活動していけるのでしょうか?
まあ別にロックスターじゃあるまいし、よくも悪くもジャニタレでしかないSMAPに、反骨心だの通すべき筋だの、かっこいい生き様だのなんてものを期待してしまうほうが酷、というか単にお門違いなのでしょうし、ジャニーズに残ってSMAPとして活動を継続するというのも最終的に彼らが通すべきと判断した筋ということなのかもしれません。
しかし、それがわかっていてなお、今回のことで結果的にますますメリー喜多川たち経営者側が増長し、アイドルは商品としておとなしく言うことを聞いていればいいんだ、という体制が不動のものになってしまうことに何とも言えないものを感じます。
いや、その経営者側が独裁だろうとなんだろうと、有能で納得の行く舵取りをしていればまったく文句なんてないんですけど、マネージャーとの個人的な確執を理由にSMAPを冷遇したり、かと思えばマッチを紅白のトリに持ってきたり、少なくとも僕のような素人にはまったく理解できない采配を権力に物を言わせて断行している感じが、はっきり言ってすごく嫌いです。
今頃メリー喜多川はまさか自分たち側に反省すべき点があるなんてことは夢にも思わず、むしろこれでSMAPも誰が一番偉いのか理解して少しはおとなしくなるだろう、飯島マネも追い出せたし、SMAPも御しやすくなっていい機会だったくらいに思って完全勝利に酔いしれながらロマネ・コンティのグラスでも傾けて高層階でほくそ笑んでたりするんだろうかと思うと、正直胸クソ以外の何物でもありません(想像力旺盛すぎか!)。
どうあれSMAP存続という結論が出た以上、結果オーライになーれ!
しかし、それでもジャニーズに残ってSMAPとして活動を継続するという結論を出したのはSMAPのメンバー自身である以上、スマップファンもそうでもない人も、それを受け止めるしかありません。
そして一度どんな形であれ結論を出してそれを受け止めた以上は、いっそメリー喜多川が禊のつもりでやらせたがっているという100キロマラソンも本当に走るしかないのではないでしょうか?
5人でたすきをつないで涙のゴールとか感動的で素晴らしい演出だと思います。もちろん僕は興味ないので見ませんが、それでも涙ながらに応援するのがジャニーズファン、SMAPファンというものなのかもしれません。自分には理解できなくても、そのファンの気持ちを皮肉ったりバカにしたりするつもりはありません。
正直SMAPファンの人の気持ちはともかく、SMAPのメンバー(特にキムタク以外)にとっては、これからの活動というのはかなりの茨の道、針の筵感があるのではないかと思いますが、その道を行くと自分たちで決めた以上、後はがんばってほしいという気持ちしかありません。まあ僕なんかにそんなこと言われなくてもめちゃくちゃがんばってきた結果今の地位があるわけですし、大きなお世話以外の何物でもないんですけど。SMAPのみなさん、すいませんでした。僕がもう少しがんばります…。
というわけで、SMAP存続決定!まあなにはともあれもう結論は出ちまったんだし、ケチつけてもしょうがないからめでたしめでたし!おめでとー!って話でした!(えっ?)おしまい。