TOKIOの20周年記念アルバムHEARTの感想
溶けた脳みそが気を抜くと目や耳や鼻から垂れ流れそうなほど暑い今日このごろ、みなさまいかがお過ごしでしょう?
脳みその大部分を失いながらもなんとかまだ生きている私から暑中見舞い申し上げます。
日本にはお中元とか暑中見舞いというクソめんどくさい風習があるらしく、お陰様でツイッターのフォロワーさんやこのブログの読者様からカレーだのゼリーだの飲むヨーグルトだの大好きな嵐のCDだのDVDだのかわいい猫しゃんのDVD付き写真集だのいろいろ贈っていただいているのですが、先日はまったく想定もしていなかったTOKIOのデビュー20周年記念ベストアルバム『HEART』の初回限定版2を贈っていただいたので、その感想を書いてみます!
ジャニーズは嫌いだと言い張る私
それにしてもTOKIOのデビュー20周年記念ベストアルバム『HEART』、CMかなんかで見てちょっと気になっていたのがどうしてバレたのでしょうか?正直自分で買うほどの興味はなかったのでうれしいです。
別に興味ないって言ってもTOKIOのことが好きじゃないとかじゃなくて、単にあんまり聴いたことがないので知らなかっただけです。
僕は嵐がそれはもう好きで好きで、新作のCDやツアーDVDなんかはありがたいことに出るたびに僕のツイートで嵐ファンになったという方が贈ってきてくれるのですが、TOKIOのCDってちゃんと聴くのは初めてです。
これは最近改めて強く思ったことなのですが、好きな人には申し訳ないけど正直僕はジャニーズって基本的に苦手で無理みたいです。嵐だけは例外でたまたま好きなだけです(最近の嵐については思うところもありますがそれは今度また別に書くかもしれません)。
嵐とかTOKIOとかV6とかSMAPとか、自分より年上のジャニーズは基本大丈夫なんですけど、年下の人もいるグループだと例外的にデビューした頃のKAT-TUNがちょっとよかったなーってくらいで、最近人気っぽい人たちは完全に無理みたいです。
KAT-TUNも今となっては完全に真ん中のT-Tが泣いてる顔文字にしか見えないですし・・・。スカシカシパンマンスガシカオさん作詞、松本孝弘作曲のReal Faceとか、氷室京介さん作詞作曲のKeep the faithとかかっこよくて好きだったんですが。仁も亀もめっちゃイケメンだったし・・・。
TOKIOはちゃんと聴いたことがなかった
って話はともかく、その点TOKIOはというと、LOVE YOU ONLYでデビューした頃こそ、いかにもジャニーズでござい、アイドルでござい、みたいな感じが苦手で、まだ僕はおねしょしてるようなガキの分際で激しく嫌悪したりもしていましたが、その後あっという間に方向性を変えてしまい、ものすごくジャニーズっぽくない活動が面白くて、勝手に好感を持っていました。
ていうか、鉄腕ダッシュ見てTOKIOのこと嫌いになれる人ってそんなにいないんじゃないかって気がします。
とは言えTOKIOの曲って『AMBITIOUS JAPAN!』とか『本日、未熟者』とか『リリック』が大好きだったくらいで、ちゃんと聴いたこともちゃんと聴こうという気も今までまったくなかったので、今回が初めてです。初めてってなんかドキドキしますよね!////
TOKIOのベストアルバムHEARTの感想
結論から言うと、僕がTOKIOの音楽にハマったり、嵐からTOKIOへと宗旨替えするようなことは今後もありそうにありませんが、普通にいい曲はすごくいいなあと思いました(アホの感想)。
TOKIOのデビュー20周年記念ベストアルバム『HEART』は、ファン投票の上位曲をレーベルを超えて収めたオールタイム・コンピレーションアルバムということで、Disc1にはデビュー曲「LOVE YOU ONLY」やファン投票第1位に輝いた「リリック」など全シングルの中から選ばれた楽曲を、Disc2には全アルバム収録曲とシングルのカップリング曲の中から選ばれた楽曲を収録しているということなのですが、正直僕の感覚だとDisc2を最初から最後まで通して聴くのはきつかったです。
きつかったっていうか、無理だったから適当に飛ばしまくって聴き流してしまったのですが、Disc1はさすがに聴きやすかったし、僕の好きな曲もたくさん入っていてうれしかったです。
ところで僕は別にTOKIOをロックバンドだと思ったことなんて一回もないのですが、アイドルグループとしては往年のベイ・シティ・ローラーズをコンセプトとしてかなり明確に意識してたりするんでしょうか?なんとなくHEARTのDisc2を適当に聴き流していてそんな気がしました。
まあ今のは言ってみたかっただけの知ったかなんで、実際のとこどうかなんてまったく知らないし興味もないんですけど(ひどい)、「TOKIO ベイ・シティ・ローラーズ」でググってみたら、TOKIOの23枚目のシングル「カンパイ!!」という曲はベイ・シティ・ローラーズの代表曲「サタデーナイト」のリメイクカバーということだったので、やっぱりまったく縁がないというわけでもなさそうでした。
TOKIOのベストアルバムに『本日、未熟者』が入ってないのは悲しい
さて、そんなTOKIOのデビュー20周年記念ベストアルバムHEARTですが、ひとつだけどうしても個人的に納得できないことがあるので文句を言います。まあTOKIOのにわかファンですらないジャニーズ嫌いの僕が、ファンが選んだベストアルバムの選曲に文句をつけるなんてお門違いなのは百も承知なのですが、それにしたって僕の大好きな『本日、未熟者』が入っていないことが解せません!
TOKIOと中島みゆきさんのコラボだったら宙船よりむしろ『本日、未熟者』でしょう!(バンバンッ!)いや、なにも宙船を外せとは思わないけど、ほかに外すべき曲はいくらでもあるじゃん!と思ってしまい、そこだけ残念というか、HEARTというベストアルバムの惜しさを感じてしまいました。
まあしつこいですけどあくまでTOKIOファンでもなんでもない僕の個人的な感想なので、TOKIOファンの人たちからしたら『本日、未熟者』を外してでももっとTOKIOらしくて好きな曲がたくさんあったってことなんだろうなーとは思いますが。
ただ仮にもTOKIOのベストアルバム(正確にはオールタイム・コンピレーションアルバム)と銘打って2枚組のCDを出しておいて、『本日、未熟者』が入っていないなんて残念すぎるのですが、そこまで『本日、未熟者』が大好きな未熟者って僕だけなんでしょうか?
個人的には宙船よりはるかにいいと思うし、中島みゆきさんが歌う『本日、未熟者』より長瀬君の歌声のほうが合ってて好きなんだけどなー(´・ω・`)ブツブツ…
TOKIOのベストアルバムHEARTの好きな曲
でもまあこんなところでいくら僕が未練たらたらに『本日、未熟者』が入っていれば…と嘆いていても意味なんてないのでもうやめて、他の好きな曲について書いて機嫌を治したいと思います。
TOKIOの名曲 リリック
まず、リリック!これはもう、言わずもがなの名曲!ドラマ『泣くな、はらちゃん』の感動もまだ新しいですよね!
長瀬智也さんはTOKIOの最年少メンバーということで、LOVE YOU ONLYでデビューした頃こそ声といい見た目といい、なんか一人だけいかにもジャニーズのアイドル然とした感じがTOKIOの中で浮いてましたが、その後あっという間に男らしさがかっこいい感じの俳優さんになってしまって、はらちゃんもよかったけど、『池袋ウエストゲートパーク』のマコトとか、『タイガー&ドラゴン』とか『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』とかすごくかっこよくて好きです。
でも最初に長瀬さん作詞作曲編曲の『リリック』を聴いたときは、普通にすごくいい曲で感動しました。伸びのあるきれいな高音の歌声も曲に合っててすごく好きです!
TOKIOの名曲 Julia
『Julia』、イントロがダサくて好きじゃないから飛ばそうかと思ったけど、我慢して聴いてたらサビは懐かしの90年代的ヒットソングのかほり(?)を感じて作詞作曲、編曲しているのは誰かを見たらジョー・リノイエ!
ジャニーズで言えば堂本光一さん主演の「銀狼怪奇ファイル(懐かしい!)」の主題歌だった近藤真彦さんの『ミッドナイト・シャッフル』の作曲や、アニソンだとふしぎの海のナディアのOP『ブルーウォーター』の編曲、そしてなんといっても僕が崇めている悪魔教団聖飢魔IIの数々の名曲の編曲でお馴染みのジョー・リノイエ!
今はなき武富士の意味不明にテンション高いダンサーたちのコマーシャルソング『SYNCHRONIZED LOVE』でお馴染みのジョー・リノイエ!
・・・ってそこまで熱く語るほどジョー・リノイエに思い入れがあるわけじゃないけど、『Julia』、普通にいい曲だと思いました。
TOKIOの名曲 宙船(そらふね)
ご存知『宙船(そらふね)』。さっきは『本日、未熟者』のほうが好きだと言ってしまいましたが(実際そうなんですけど)、この曲も中島みゆきさんが元々自分のために作っていた曲を急遽ジャニーズからの依頼でTOKIOに提供することにした曲ということで、当たり前だけどまったくTOKIOっぽくない中島みゆき節が炸裂していて普通に好きです。
その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな
ああ、なんつー中島みゆき節・・・。なぁ~んも言えねぇ・・・。
意外といえば意外だったのは、この曲が長瀬智也さん初めてのTOKIOのシングル曲でのソロボーカル曲だそうな(60へぇ~)。
TOKIOの名曲 雨傘
椎名林檎さん作詞作曲、東京事変編曲の『雨傘』。個人的には中島みゆきさんの次は椎名林檎さんとのコラボというのは、あまりに安直かつあざといなと思わないでもないのですが、この曲くらい目論見が見事にハマれば安直であろうとあざとさは正義であると判じざるを得ません。
それくらいそのまま東京事変の曲じゃねえかって思う曲を、長瀬さんが見事に歌っています。なんでも椎名林檎さんの意向であえてサビのキーを非常に高くしているらしいんですけど、長瀬さんは歌えちゃうからすごいなーって思います。
それからこの曲本当にTOKIOのみなさんが演奏されているんでしょうか?(失礼)TOKIOの人たち、普通に演奏技術は高いわバラエティでも安定して円熟した仕事をするわ、いろんな資格持ってるわ、家建てちゃったりするわ、ときどき何やってる人たちなのかよくわからなくなることがあります。ゴイスーです。
TOKIOの名曲 ハート
ファンへの感謝として今回のアルバムHEARTのために作られた長瀬智也さん作詞作曲によるボーナストラックの新曲、『ハート』。これがまあ、『リリック』に勝るとも劣らないしみじみといい曲。噛めば噛むほど味が出るスルメみたいな曲で、僕なんてさっきから一日中噛みっぱなしです。
長瀬さん、見た目は男らしくてかっこいいのに、リリックといいこのハートといい、シンプルな中にも叙情的な詩と曲がめっちゃ素敵です。普段どういう音楽が好きで聴いてる人なんだろう?ギターが本当に好きなんだろうなあ。。。
長瀬さんのきれいな高音の歌声とも合っててめっちゃ好きだと思いました。
その他のTOKIOのアルバムHEARTのかっこいい曲
今回初めてTOKIOのファン選出によるオールタイム・ベストアルバムを聴いてみて、一応僕なりにTOKIOらしい曲ってこういう曲なのかな~っていうのがわかった気がしているのですが、多分そういう曲が僕はあんまり好きじゃないんだと思います。
もちろんそれは別にTOKIOが悪いわけではなく、僕の個人的な趣味とか相性の問題なんですけど、なんかとりあえずそういう縦にぴょんぴょん跳ねてるくらいしかすることなさそうな曲よりは(←失礼すぎw)、『本日、未熟者』入れてほしかったな~って思います。
でもほかには『GREEN』とか『見上げた流星』がまあまあよかったのと、今年1月に亡くなられた佐久間正英さん編曲の『Mr.Traveling Man』がかっこよくて好きです。『LOVE YOU ONLY』も100周回ってそんなに嫌いじゃなくなってきました。
『スベキコト』って曲は今まで知らなかったのですが、TOKIOの城島茂さん作詞、国分太一さん作曲の曲らしく、なんかいい意味で変な曲というか、ちょっと変わった構成に妙な味があって面白くて好きです。
やっぱりTOKIOは『AMBITIOUS JAPAN!』が最高!
でもやっぱりなんといってもTOKIOと言えば『AMBITIOUS JAPAN!』ただのミーハー野郎を承知で言いますが、僕はいまだにTOKIO一番の名曲は『AMBITIOUS JAPAN!』だと確信しています。
さすがはなかにし礼様作詞、年季が違います。とは言え、
突き進めば希望(のぞみ)はかなう
立ち止まらない 振り返らない
やるべきことをやるだけさ
こんな少年ジャンプ的な王道アニソン的な歌詞の曲を、アニソンでもなしに歌って許されるのは、やはりジャニーズというか、仮にも(?)アイドルグループのTOKIOならではという感じがします。
僕は『AMBITIOUS JAPAN!』が本当に好きで、長瀬さんはもちろん山口達也さんのツインリードボーカルもかっこよくて好きだし、絶妙に絡んでくる国分太一さんのコーラスも完璧だと思うんですよ!(興奮しすぎ)
城島さんも松岡昌宏さんもコーラスで参加してるからTOKIOみんなで歌ってる感じも好きです。
それにしたってなんていい曲なんだ・・・。聴くたびに好きすぎて言葉を失って聴き惚れてしまいます。多分僕にとってTOKIOと言わず、これまでに地球上に存在した全アーティストの中から好きな曲ベスト100を選んだら、もしかしたら入ってくるんじゃないかってくらい超好きな曲です。
TOKIOのベストアルバムHEARTは初回限定版2がおすすめ!
まあそんな感じで、TOKIOファンではないと言いながら、十分堪能させまくっていただいているのでありがたいばかりです。
でも、Disc1だけでも大満足の今回いただいたTOKIOのデビュー20周年記念ベストアルバムHEARTの初回限定版2ですが、16曲ものビデオクリップDVDがついていてこれがめっちゃ素晴らしいのです!(初回限定盤1のほうは『ハート』のレコーディング映像DVD付き)
正直最近の嵐などにもありがちな、初回限定版のビデオクリップがお粗末すぎて他の曲も入ってる通常版のほうが100万倍よかったみたいなクソみたいなアコギな商売じゃなく、ちゃんとしたビデオクリップで個人的には大満足でした。
リーダー(城島さん)がデビュー曲『LOVE YOU ONLY』の時点ですでに老けてたのを見て一人で爆笑したり、さすが平家派の頃から活動している苦節とも言えるジャニーズでの長いキャリアを偲んだり(大きなお世話)、『AMBITIOUS JAPAN!』や『リリック』の普通にかっこいい映像を見てめっちゃ楽しませていただきました。
多分これから先もしばらく僕の中ではTOKIOはこのアルバム一枚でいいかな~って思ってます。まあ『本日、未熟者』が入ってないことだけが返す返すも残念ですけど!(まだ言ってる)そんな感じのTOKIOデビュー20周年記念ベストアルバムHEART初回限定版2の感想でした!
※画像はジャニーズ的な事情により掲載不可能ですが、とりあえずこのアルバムに関しては画像を載せる意味がないほど何の色気も素っ気もないジャケットなので問題ございません。ジャケットの画像なんてどうでもいいから曲を聴け!と言わんばかりの感じがなんともジャニーズっぽくなく、ジャニーズっぽくない感じがTOKIOらしく、大変素敵だと思いました。まる。