まつたけのブログ

世界の片隅で愛を避ける孤独なキノコの魂の叫びを聞け!…聞いてください(◞‸◟)猫とマンガとアニメと嵐をこよなく愛するまつたけによるまつたけのブログ

それでも僕がはてなブログに住み続ける理由

それでも僕がはてなブログに住み続ける理由。

それでも僕がはてな村に住み続ける理由

先日、僕が食事を摂るのも忘れて誰に需要があるのか自分でもまったくわからない記事(参照:今、デヴィ夫人の平手打ちが熱い!)に心血を注ぎ込み、汗水垂らして働いたあとの充実感…とは一切無縁の虚脱感に疲れ果て、ついには生きる意味まで自問自答しながらツイッターを見ているとこんなツイートが流れてきました。

あとはまつたけ氏が消えれば大分スッキリする。 / “はてなブログからlivedoorブログに【超高速】引っ越ししました\(^o^)/ : 大彗星ショッカーのヒマつぶし2”  htn.to/vS2wXP

この人はツイッターとはてブを連携しているらしく、はてブした記事のURLとそこにつけたブコメがツイッターに投稿される、的な仕組みなんだと思います(正直そういうのよくわかってない)。

 

で、こんなブコメを付けられてしまったのは大彗星ショッカーさんという、今まではてなブログでブログを書かかれていたブロガーさんなんですが、「こんなこと言われてかわいそうに」となぜか僕が申し訳ない気持ちになってしまいました。

自分が気に食わない人間のことを悪く言うのに、勝手なレッテルを貼ったり、ろくに知りもしないくせに他の人と一括りにしたり、そうやってもともと特定の一個人だった対象を勝手に巨大な仮想敵にまで膨らませるようなやり口はよくないと思います。っていうか他の人が自分と一緒にされて悪口を言われていると、なぜか僕がその人たちに対して申し訳なくなってしまうのでそういうのは本当にやめてほしいと思います。

嫌われ者にもほどがある

それにしても嫌われたもんだなー。って今更もいいとこなんですけど。別に嫌われないようにと思って生きているわけでもありませんが、嫌われたいとか嫌われようとして生きているわけでもありません。

もちろんなにか言えば賛同されることも否定されることもあるし、好かれることもあれば嫌われることもあるわけで、そんなことまでいちいち気にしていたらきりがないのですが、それにしてもはてなブログでブログを書いていますというだけで目障りだから早く消えろと言われてしまうというのはなかなかに背中の寒くなるものがあります。

まあ僕と一緒にされてこんなことを言われてしまうくらいですから、こんなこと言うのもアレですがショッカーさんもそこそこ嫌われてしまってたりしたんでしょうか?

僕はあんまり他のはてなブロガーさんって知らないんですけど、っていうのもこういうことを言われてしまうくらいですからブコメで「死ね」って言われたり、ツイッターで悪口を言いふらされたり、それはもう控えめに言ってなかなかの嫌われぶりのようなので、仲よくしてくれる人がいても迷惑をかけるだけだし残念だけど距離を取るようにしようと決めていました。

・・・まあそんな悲愴な覚悟で僕の方で決意しなくても、どうせみんな嫌うか怖がるかしてろくに近づいてこないので全然大丈夫なんですけどね!(僕のメンタル的には全然大丈夫じゃない)

むしろほんとに数人しかいない僕の数少ない知っているはてなブロガーはというと、そもそもなぜ僕がその人たちのことは知っているかというと、こっちで距離を取っているのにわざわざその人たちのほうで僕に対して延々ねちねち自分のブログでああだこうだと悪口を書いたり、あるいはツイッターで悪口を言いふらしていたりするからです。

それも僕がなにか悪いことをしたならともかく、いまだに僕がツイッターだのニコニコ動画から信者をたくさん連れてきてはてブスパムをさせていたとかありもしない嘘をツイッターやブログでばらまかれています。

別に誰に嫌われても構わないし、僕のことが気に食わないなら気に食わないでいいんですけど、僕は僕でこのブログを一生懸命書いてるつもりですし、真剣な気持ちで書いている記事もあるので、そういうのを信者にはてブスパムさせているとか言われるのは本当に悲しいし悔しいです。

でもそういう嘘をついてでも僕の悪口を言っていればそれで僕のことを同じように嫌っている人から賛同されたり支持されたり、そういう人たち同士で繋がって一緒になって悪口を言い合って楽しい、気持ちいい、はてブしてもらえる、そういう流れができちゃってるってことなんだろうなって思います。

でもってそういう流れができちゃうくらい、寄ってたかって「はてなから出て行け!」みたいなことを言われてしまうくらい、はてな村というのか、そこいらの人からわかりやすい共通敵、こいつを叩いておけば間違いないクソ野郎のイコンのように扱われてしまうほど嫌われているんだな―と思うと、思わずお父さんお母さんごめんなさいと頬を熱いものが伝います。


嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

大彗星ショッカーのお引っ越し

で、さっきの大彗星ショッカーさんってブロガーさんなんですけど、そんな中でほとんどこの人だけが、僕がそんなふうにはてな村の共通敵みたいに言われていることを知らないわけでもあるまいに、どうしたわけか比較的好意的な態度でご自分のブログの記事でたまに言及してくれたりしていました(もしかしたらショッカーさんってバカなのかな?)。

普通は自分自身の好き嫌いはともかく、というか、自分自身の考えやその相手を見ての判断より、そいつがまわりからどういうふうに見られているか、その集団の中でどういった存在、どういったカーストに属する存在なのか。そういうことのほうを優先して相手との接し方を決める人のほうが多いんだなーってことくらいはいくら僕のケツが青くてもさすがにもうわかっています。

そんな中でそんなことをしてもデメリットこそたくさんあってもメリットなんてなにもないだろうに、僕がブログを始めてわりと早い段階からショッカーさんは比較的好意的に接してくれていた気がします。

もちろんこやつとて修羅を食い物にする悪鬼羅刹のようなはてなブロガー、隙を見せたり心を許したりしたらその途端に背中から斬りつけてくる魂胆かも知れませんし、そもそも僕がIDコールってなんだよ!こええよ!!!!という記事を書くきっかけになったような人なので、単に好意的に言及していると見せかけて僕にIDコールを飛ばして嫌がらせをしたかっただけという可能性も否めません。

とはいうものの、敵だらけのようなはてなブロガーの中にあって(もちろん実際はそんなことないんだけど、僕の知っている数少ないはてなブロガーがそういう人たちだから)、利用価値もクソもあったものではないババ抜きのババのような僕に対して好意的に接してくれたことはうれしかったですし、たまに情緒が乱れているらしい夜に嫌がらせのように飛んでくる迷惑千万なIDコールも、もうこれからはなくなってしまうのかと思うと寂しいものがあります。

もちろんショッカーさんはブログのスタイルやスタンスも僕なんかとは全然違い、プロブロガーを目指しているちゃんとした意識の高い人という印象でしたが、新しいブログに引っ越しても楽しく続けてくれたらいいなーと思っています。

まあ僕なんかがそんな心配しなくても多分「ブログが楽しくてしょうがない」と言わんばかりにすごい勢いでブログを更新していくんだろうな、とか、この人は誰になにを言われてもそんなにへこたれたりしないで、むしろそれも上等くらいの強いメンタル、というかブレないマインドセットを持っているんだろうなと思いますが。

ブロガー仲間がいたら励みになる(んだろうなーってうらやましい)

僕が年末年始を挟んで一ヶ月ほど、すっかりブログが嫌になって寝っ転がってマンガを読んだりアニメを見たりスーパーファミコンでゲームをしたりして過ごしていたら、ショッカーさんから「いいからブログ書けよアホ」的なリプライが飛んできたときに聞いたのですが、ショッカーさんはブログの運営が楽しくてしょうがなく、毎日5記事とか1日に10記事とか更新しているという話を聞かせてもらいました。

おいおい、中学生男子のオ◯ニーかよちょっとそこまでの更新ペースというのは1記事書くのに何時間とか半日とかかかっているような僕の能力では間違いなく超えられない壁すぎて真似できないのですが、ブログの運営が楽しくてしょうがないというのは本当に素晴らしいことだなあと思いました。

ちょうど僕もまた少しずつブログ書くかー、なにしろ僕には他にしたいこともできることもなにもないからなーと思ってブログをまた書き始めた頃だったのですが、ショッカーさんの「おいおい、こいつ大丈夫か?1日10記事更新って、シャブでもキメてんじゃねえのか?」と思わず警察に密告したくなるようなブログへのハイテンションな取り組み方にはとてもよい刺激をもらいました。

そういうことがあるとやっぱり同じブロガー仲間がいたりしたら楽しいんだろうなーとか、いろいろ励みになるんだろうなーということはすごく思うわけで、そういう意味ではそれこそ僕の悪口をブログに書いてそれを熱烈に支持するようなブコメをつけてもらえたりツイートされたり、そういう人たちも同じ志(僕のことを悪く言う)を共有する仲間同士という意味では楽しいんだろうなー、うらやましいなーと思ったりしました。まあだからってつくる気もないんですけど。

ただショッカーさんに関しては、先述のような事情もあってお互い特に親しく接していたということもありませんが、個人的にはすごくいい人なんだろうなーと思っていたので、大殺界ジョーカーの穀つぶしというアンチ大彗星ショッカーのブログをつくってひたすらショッカーさんの悪口を垂れ流す、というアイディアはちょっと残念だけどボツにしてあげようと思います。新しいブログに引っ越してもがんばってください。

人間の敵は人間。はてなブロガーの敵ははてなブロガー

これはなんか負けたみたいで悔しいから内緒にしていたのですが、先月の半ばくらいから最近まで、ブログを続けるのが嫌になってほとんど更新してませんでした。たまに無理やり更新してもめちゃくちゃ適当な記事だったり、正直あんまりいつまでもしつこくブログやツイッターでまつたけがどうだとかこうだとか粘着して悪口を言われるのが気持ち悪くて嫌になってしまったのです。

もちろん最初に引用した「あとはまつたけ氏が消えれば大分スッキリする」というショッカーさんの記事へのブコメなどはたまたま昨日見つけてこの記事を書くきっかけになったというだけで、底冷えするような悪意こそ感じるものの、まだ品もよくてましなほうです。むしろ「まつたけ氏」などと敬称をつけていただけただけありがたいと思ってしまったほどです。

実際にはもっとうんざりさせられるような露骨に悪意剥き出しのブコメがつけられたりもするわけですが、僕もブログを始めて3ヶ月経つのでいい加減はてなブログとかはてブとかいうのにも多少は慣れてきて、「あーこれはもうそういうものなんだなー、いちいち気にしてもしょうがないんだろうなー」ってことはわかってきました。

もちろんそういうものだということがわかったということと、そのことにまったく違和感を感じずに受け入れられるようになったというのは別のことなわけで、いまだにわざわざ人のことを嫌な気持ちにする目的でつけるブコメというのがわりとマジメに意味がわからなかったりもするんですが、まあ要するに嫌な気持ちにさせてやらずにはおけないほどお前のことが嫌いだってことなんだろうと思います。

でもそれより僕が嫌なのはいつまでもねちねちと粘着したり悪口を言いふらしているような人たちです。で、なによりその人たちが同じはてなブロガーだということが一番嫌です。

いつまでも僕が信者にはてブスパムをさせていたってツイッターで言いふらしてる奴が一人、ほんとに気持ち悪いから死んでほしいくらい嫌いなのはこいつだけなんですけど、いつまでもブログでねちねち僕の悪口を言っている奴とか、すきあらば悪口を言ってやろうみたいな人たちが他2,3名いて本当に嫌だなーと思います。そいつらの頭の上に隕石とか落ちればいいのに。

非暴力、不服従による嫌がらせのためにはてなブログを続けたい

別に同じはてなブロガー同士なんだから仲よくしようなんて気持ちはこっちにだってありません。慣れ合うつもりもありません。でも関わりたくないなら関わらなきゃいいのに、わざわざ相手に悪意を向けて嫌な気持ちにさせたり、悪口を言いふらしたり、そういう人たちは僕の方でも大嫌いです。そんな人たちに負けるのは嫌だなーって思います。

僕は結構負けず嫌いなのです。いや、ほかのブロガーに負けたくない、はてブ数で負けたくない、アクセス数で負けたくないとかそういうのはまったくないのですが、嫌な奴らの悪意や嫌がらせに誰かが負けて屈してしまうというのが、自分のことでも人のことでも昔からすごく嫌で許せなかったのです。

と言っても他の人のことまでは「絶対そんな奴らに負けちゃダメだよ!」なんてよけいな口出しもできませんから(それが言うほど簡単じゃない、しんどいことだってことも知ってるし)、せめて自分だけでも続けられる間ははてなブログでこのブログを続けて、僕のことが嫌いだからと言ってブログやブコメやツイッターで粘着質な嫌がらせをしてくる人たちに負けず、逆に嫌がらせをしてやろうという魂胆です(やることなすことみみっちい)。

逆に嫌がらせ、と言ってももちろんそういう人たちに対して僕もブログやブコメやツイッターで悪口を言い返すとか誹謗中傷を繰り返すというわけではありません。そんなふうにしてそういう人たちと同じレベルになってしまうのは絶対に嫌だからです(まあとか言って我慢できなくなったら「◯◯死ね」みたいなブログを書き始めるのかもしれませんが)。

でもそういう人たちにとっては、わざわざ目には目をのハンムラビ方式に嫌がらせなんてやり返さなくても、僕がはてなブログでブログを続けていることがもう我慢ならないくらいに嫌で嫌でしょうがないみたいですから、黙々とはてなブログでこのブログを続けること自体によってそういう人たちに対して嫌がらせをしてやろうという魂胆です。

合言葉はマハトマ・ガンジーの「非暴力、不服従」です(こんな低レベルな形で自分の精神を標榜されるとは天国のマハトマ・ガンジーも思っていなかったはずで、もしかしたらガンジーでも助走つけて殴るレベルで激怒してたりするかもしれませんが僕はむしろガンジーに殴ってもらえるなら光栄だと思っています)。


今こそ読みたいガンディーの言葉 ALL MEN ARE BROTHERS

まつたけのブログを今後ともよろしくお願いします☆彡

そのためには当然自分自身が楽しく続けられる必要がありますから、できるだけ嫌な人たちのことは気にしないようにして、って言っても悪口や誹謗中傷が目に入れば気になっちゃうんですけど、あんまり考えないようにして、早く好きなことや楽しいことを考えて忘れるようにして、僕は僕で自分が書きたいことを書きたいように書いていければいいなーと思っています。

嫌な奴に嫌がらせをし返すことを目的にしてしまっては本末転倒ですし、なんのためにそんなクソみたいな生き方をしているのかもわかりません。それに個人的にそういう人たちみたいに他のブロガーを悪く言ったり嫌がらせしたりして足を引っ張るということに楽しさを感じられるタイプでもありません。

嫌いな奴にねちねち粘着している暇があるなら少しでも自分がましなブログを書けばいいのにと思いますし、人のことはともかく、僕自身はそうありたいと思っています。もちろんそれでも僕のことが嫌いな人に言わせれば「どこがましなブログなんだよ、クソみたいな文章書きやがって、死ね!」ということになるんでしょうが、僕はわりと自分に甘い人間なので十分自己満足してて楽しいです。

そんなわけでここ10日くらい、再び少しずつやる気が出てきて自分的には結構一生懸命ブログを更新するようにしてたりします。今後もこの調子で楽しくはてなブログでブログを続けながら、僕のことが目障りでしょうがなく、執拗に粘着して嫌がらせをしてくる人たちに、結果的に不快な思いをさせてあげることができればいいなーと思っています。

というわけで今後ともはてなブログで楽しくブログの更新を続けていきたいと思っていますので、どうぞ今後ともまつたけ及びまつたけのブログをよろしくお願いしまっしゅるーむ!!!!!(ノ)`ω'(ヾ)おしまい。

失恋ショコラティエ3話の感想

失恋ショコラティエ3話の感想(※ネタバレの嵐が吹き荒れているのでご注意ください)。

ネタバレだらけの失恋ショコラティエ3話の感想

最近すっかり松潤こと松本潤さん演じる爽太と石原さとみさん演じるサエコさんの月9ドラマ失恋ショコラティエにハマってしまい、毎週月9を楽しみに生きている感がある。

早速今週も素晴らしかった失恋ショコラティエ第3話について、カカオバターをたっぷり使ったクーベルチュールチョコレートのように濃厚で、チョコレートフォンデュのように熱々の感想を書いていきたい。

なお、視聴していない人への配慮をチョコレートにおけるテオブロミンほどにも含んでいないため、カカオマス100%のビターチョコレートのようなネタバレの嵐となっている。未視聴の方はくれぐれも注意していただきたい(なお、失恋ショコラティエの1話と2話の感想は下記の記事を参考にしてほしい)。

失恋ショコラティエの1話めっちゃ面白かった失恋ショコラティエ2話の感想

失恋ショコラティエのえれなと爽太は理想のセフレ

このドラマは毎度思うんだけどつかみが本当にうまい。3話のつかみは松潤演じる爽太と水原希子演じるえれなの明らかにステディな関係のべたべたから。水川あさみ演じる薫子さんの「あれ絶対(セックス)やってるでしょ」のジト目も面白くて笑った。

それにしても石原さとみさんかわいいわー。有名ショコラティエの六道さんともつきあいのある爽太の出世ぶりに突然爽太を元カレ扱いし始めるサエコさんはほんとクソ女だと思うけど石原さとみさんくらいかわいいと許しちゃうからムカつくわー。そんな自分ごとムカつくわー。

それはともかくえれなと爽太はほんと最高のセフレカップルだと思う。弱さをさらしあえる。ずるさをさらしあえる。汚さをさらしあえる。そしてそれを許しあえる。なんて甘い関係だろう。人によってはヘドが出るほど甘いというかもしれない。

もちろんそんなのは自立した男女の恋愛なんかではありえない。お互いに抱いている同情と自分の寂しさを満たしたいだけの気持ちを恋愛と勘違いしたら最悪だ。でも爽太もえれなも賢いから、それにそれ以上に互いに好きな人に一途すぎて、お互いのことは本当にただのセックスパートナーとしか思っていない。

いい意味でそういう暗黙の協定のもとに互いを利用しあっているだけ。ただのセックスフレンド、それ以上でもそれ以下でもない。だからこそ爽太とえれなはセフレとしては最高に相性がいい。お互いに片思いの相手はいるのにそれはそれ、これはこれでセックスはセックスで別の相手と満たし合ってるし、寂しい夜や不安な夜に抱き合って眠れる相手がいる感じはいいなー畜生と思った。

こういうとき多分わりと男性のマンガ家さんだと「そんな俺ってどうなの?これでいいの?」みたいな碇シンジ的な苦悩(に見せかけたただの自己正当化。だって結局やることやってんだから。やることやってるくせに「そんな自分でいいのか?」とか悩んでみせることで今更善人ぶったり罪悪感を紛らわそうとしてるあたりがクソうざい自己正当化)の方に話が行っちゃったりしがちだと思うんだけど、失恋ショコラティエはそこらへんはさらっと、「そんなの当たり前でしょ?」くらいの感じでさらっと描いてる感じが女性マンガ家ってすごいなー、っていうか水城せとなさんすごいなーって思って尊敬してしまうのだった。

どんなに悪い男になろうとしてもきれいでいられる爽太が憎い

それにしても爽太はほんとにいい男、っていうかいい奴だと思う。えれなが片思いの相手と会えるってなったときによろこんであげられる爽太は本当にすごくいいやつだと思った。

僕だったら口では「えれなが好きな人といつかうまくいくといいなって思ってるよ」とか言っても、きっと本心ではそんなふうにえれなのしあわせを祈れない。えれなの片思いの成就を願えない。自分がまたひとりぼっちになってしまうから。

えれなにはずっと片思いでいてほしい。なんだったら振られて悲しみに暮れている不幸な女でもいい。そうすれば自分がサエコさんと晴れて結ばれてハッピーエンドになるまでの間、ずっとつなぎのセフレとしての関係を続けることができる。

・・・そんなことを思ってしまう人間のクズとしてはやっぱり爽太ってどんなに「悪い男になる」って言ってても根っこの部分で本当にきれいなやつだよなーってうらやましく思う。爽太みたいな男はすごく好き。

まあサエコさんに対しては意外と本性も含めてよくわかってるくせに、薫子さんに対しては鈍すぎるし無神経すぎるところは軽くぶん殴りたいけど。軽く4,5時間ほどぶん殴りたいけど。

あと薫子さんがいるところで悪い男みたいにサエコさん相手に駆け引きしてからデートの約束する踏切のシーンは背中がゾクッとした。サエコさんはクソ女だけどこんなかわいい大きな瞳とぷるぷるの唇で真面目な顔してお願いされたら絶対断れねえだろド畜生があああああ!!!!!って思ってたから駆け引きのためとはいえサエコさんの誘いを一度断ってみせた爽太はすごいと思う。

でもそんなずるい姿もその後の弱い姿も苦しい自分も薫子さんには全部見せちゃうの、薫子さんのことほんとに少しも相手にしてない感じがかわいそうだからやめろ!張り倒すぞ!

恋愛のプロが教える復縁マニュアル

オリヴィエ(溝端淳平)とまつり(有村架純)の恋の行方

失恋ショコラティエ3話は一度爽太を離れてオリヴィエ(溝端淳平)とまつり(有村架純)の恋の行方が焦点。オリヴィエの

「たとえどんなお金モチでも、美男美女でも、どんなアコガレがあっても、出会えた人としか恋はできないよ」

「人生の中で巡り会える相手って案外限られてる。ハムスターは同じカゴの中にいるハムスターとツガイになる。それと同じでしょ?」

「それでも好きな人ができたんだから、僕はシアワセだし幸運だと思ってるよ」

「まつりちゃんと僕を同じカゴに入れてくれた神様に僕は感謝してる。・・・片思いでもね」

ってセリフが僕はもう思わず片思いをしている乙女のように「わかる~!泣」とか言って泣き出しかねないくらいの勢いで好きで好きでしかたないのだった(気持ち悪い)。

しっかしほんとなんでまつりはまつりの分際で、友達の彼氏ときっとセックスしまくってるようなまつりふぜいの分際で、オリヴィエみたいなほんとにいい男のこと振ってやがんの?マジでありえないんだけど?まつりマジで生意気。

でもさ、恋ってそういうもんじゃない?他人に四の五の言われたくなくない?ましてやあんたなんて友達でもなんでもない・・・っていうかあんた誰よー!(ドゴォッ!←ぶっ飛ばされた音)

ごふっ…色恋のためなら親友を裏切って傷つけるとか恋愛マジでこわい。でもそれを責めることもできないんだろうなとか思うからよけいこわいしよけい悲しい。男も女も皆殺しにしたくなる

あえて一度痛い目を見せてから手を差し伸べてものにしようとする真っ黒なオリヴィエも手練れすぎてこわい。フランス人(ドラマだとハーフ設定だけど)こわい。ちなみに溝端淳平と有村架純のキスシーンはあっさりしてました。

オリヴィエの「お父様、お兄様」のドラマオリジナルシーンはクソ笑った。お父さん(竹中直人)の置いてけぼりからのその気になってる感じがすごく面白かった。竹中直人さんめっちゃ好き。

それにしてもきっとろくでなしのクソ野郎に違いない友達の彼氏のことを好きでいても、つきあっていても、しあわせになんてなれないだろうに、毎日つらいだけだろうに、そしてオリヴィエとだったら笑っていられる、しあわせにもなれるかもしれないとわかっているのに、どうしてまつりは、女は、というか人は、あえてつらい恋を選んだりするのだろう?それともそこに選択なんてなくて、恋というのはどうしようもなく巻き込まれるしかないものなのだろうか?

やれやれ、僕には君たち人間の考えることがよくわからないよ・・・って感じになる。ただでさえ人間関係はややこしくてうんざりすることばかりなのに、なにが悲しゅうて恋愛、それも苦しくて切ない片想いだの失恋だのしなくてはならんのだ・・・。僕には恋なんていらない、恋より濃いチョコレートがあればそれでいい、ってな気にもなる(※こういうのを負け犬の遠吠えと言う)。


リンツ(Lindt) スイストラディション・デラックス 145g
 失恋ショコラティエを見ながら食べるチョコレートのおいしさは異常。たまには自分へのご褒美に(なにもがんばってないけど)。

チョコレートに含まれるPEA(フェネチルアミン)というホルモンは恋愛ホルモンと呼ばれ、恋愛初期における圧倒的な高揚感や人生のバラ色感覚をもたらしてくれる。つまり、チョコレートさえあれば面倒な恋愛など不要!する必要なし!れ、恋愛なんて必要ないんだから!(☍﹏⁰)ばかぁ!

サエコさんしか見てなくて無神経に薫子さんを傷つける爽太ぶん殴りたい

それとですね、たかが月9ドラマでいい歳した男が失恋ショコラティエと松潤が好きなあまりに(※ノンケです)微に入り細に入った感想を書いたりするの自分でもほんとキモイなーって思うんだけど、薫子さんがあまりに無神経で鈍感(というよりサエコさんに一途すぎてまわりが見えていない)な爽太にいい加減業を煮やしてサエコに対して持っていた悪感情をぶつけてしまうシーンがすごく好き。

っていうのもそれに対する爽太の返しがいちいち素晴らしすぎるんだよね。もちろん爽太にはなんの悪気もないし薫子さんを傷つけるつもりなんてかけらもないんだけど、あまりに見事な完全論破すぎて、薫子さんの気持ちを思うとかわいそうでしかたがなくなる。

サエコのいかにも男ウケを狙っている感じ、見え見えの可憐そうな演出、あんな女のどこがいいの?そういうのになんでいつまでもまんまと引っかかっていられるのかなー?って思わず意地悪な気持ちで薫子さんが爽太に言うと、爽太は別に少しも嫌そうな顔も見せずにさらりとこう答えるのだ(あんまり好きなので引用が長くなりますがお許しください・・・)。

見え見えだから可愛いんじゃん?見えなかったら『可愛い』って思うひまもないよ」

「犬が宝物隠したとしてさー、あんまり上手に隠されたらみんな気づかずスルーしちゃうじゃん。鼻っつらに土付けてドヤ顔してる犬の方が愛おしくってたまんないでしょ?」

「そういうもんよ。見え見えでいーの」

そして「…それすら相手の計算通りだったら?」となおも食い下がる薫子さんに、

「いいじゃん?別に。そこは計算通りになってあげてもさー。何も損してないんだし。可愛いもん見れただけでこっちは幸せだからね」と言ってあははと笑って見せる爽太とそのときの薫子さんの悲しそうな顔!ああもう、爽太マジでぶん殴りてええええええ!!!!!

女子力低くて不器用な薫子さんのことが好き(誰も聞いてない)

今のくだりほんと好きなんだよなー。僕は男だけどなんとなく薫子さんみたいな人の気持ちは勝手にわかる気でいる。僕も女の人だったらサエコみたいなクソ女は大嫌いだと思う。でも男は、少なくとも自分の好きな男(爽太)はそういうクソ女のことが好きで、しかもバカだからサエコがクソ女なことに気づかずに好きでいるわけでも実はない。サエコがクソ女だってことくらい爽太はほんとは最初から百も承知で、それでもサエコのことが好きなのだ。

そんなふうにして想われたらいよいよ自分に勝ち目なんてあるはずないじゃないか、だって私にはあの女みたいに男ウケを狙う生き方も、可憐そうな演出もできないし、かといって全部台無しにする覚悟で爽太くんに自分の気持ちを正直に打ち明けるような素直さも勇気もなにもないんだから!どうせ私には鼻っつらに土をつけてかわいくドヤ顔なんてできないわよ!・・・って勝手に自分が薫子さんになったような気でタイピングしてて自分でもマジでドン引きしました(自分に)。

だけどほんとは薫子さんだって自分の中に理屈ではどうにもできない気持ちを苦しいくらいに抱えている。なにもかも全部理屈で説明できてその通りにうまくいくんだったら誰も片思いなんてしないし、薫子さんみたいに賢くて素敵な女性が爽太みたいなクソ女が好きなクソ男になんて片思いしてない(※薫子さんに入れあげているせいで爽太に対して辛辣ですがご容赦ください)。

だからこそその爽太に「薫子さんはくだんない相手に片想いなんてまずしなそうだよねー。賢くて理性的な感じじゃん。パキパキっとしてて無駄なことに精神力や時間使わなそうだしさ」っていう、まことに他人から見た薫子さんのイメージとしてはこれ以上ないくらい簡にして要を得た言葉に傷つくし苛立ってしまうんだよね。

そんなふうになんでも理性で片付けられてパキパキっと無駄なことに精神力や時間使わないでいられるなら最初からあんたみたいな男のこと好きになったりしてないわよ!こんな苦しい片想いなんてしてないわよ!!・・・ってだから勝手に薫子さんに感情移入しすぎて薫子さんになりすますのやめろ!!!!

まあそれくらい薫子さんの気持ちは勝手によくわかる気でいるので、それだけにまた、爽太の確信的な裏付けもある上でのサエコさんみたいな女が好きだって話を聞かされて、どんな気がしただろうとか考えるとたかがマンガだドラマだということを忘れて心が痛む・・・(アホすぎ)。

寒いときに(あえて)薄着していくというサエコさんの合コンテクに「寒いときは厚着するに決まってんじゃない!バカじゃないの!?」からの「寒そうにしてると男の人が上着を貸してくれる」に目からウロコ状態になっておそれをなす女子力低い薫子さんかわええええ!!!!!!!!

失恋ショコラティエの爽太が天然の人たらしすぎてつらい

でもさっきは薫子さん好きすぎて悪く言ってしまったけどやっぱり爽太好きなんだよなー。サエコが計算高いクソ女だってことは百も承知で「どこまで計算でどこから天然かわからないから見てて面白いんだよなー」って言う爽太こそ天然で魔性の人たらしだと思う。なにげに薫子さんが最近低い靴履いてきてたことに気づいてたりするあたりが爽太ってなんかこわい。

あたし女の人じゃなくてよかった。そして身近に爽太みたいな男がいなくてよかった。苦しい想いはしたくない。つらい想いはしたくない。あたしはあたしのカゴの中に入ってくるハムスターとうまくやれればそれでいいの・・・ってもはや完全に誰だかわからないおかしなキャラ設定になってきて自分でも気持ち悪いのでそろそろやめます。

実は1話の結婚決まってんのにアホみたいなミニスカートはいて爽太の家に遊びに来たシーン(松潤が石原さとみとめっちゃ美しいキスをする妄想のシーン)もサエコさんのほうでは妄想じゃなくて本当に手を出させることを狙っていたことが発覚。本当に人の運命というのはどこでどう変わるかなんてわからないよなー。。。

わかりあえなさとすれ違う気持ちがもどかしく愛しい失恋ショコラティエ

まあなんのかんのと言ったけど、やっぱり人間って愛しいな―コンチクショー!って思ってしまうから失恋ショコラティエはすごい。水城せとな様は偉大だと思う。薫子さんとサエコさんが互いの境遇をうらやましいと思い合ってしまうシーンが好きすぎる。

隣の芝生は青いっていうけど、きっと本人はそれぞれに苦しいものだって抱えているのだ。みんなどこかなにか足りない。そしてその足りないものを持っている人間のことがまぶしく見える。ときに好きになってしまうくらいに、ときに憎んでしまうくらいに。

本当に人のしあわせとか不幸せとか、他人からはわかんねえよなーって思う。自分もまた他人からはそう見られている。で、勝手にあいつは俺よりしあわせそうだとか、あの人は不幸に違いないとか決めつけてるけど、ほんとそういうのって意味ねえなって思うのだ。自分にできることは自分自身の幸不幸に責任を持つことだけなんじゃないだろうか。

そういう視点でこのドラマを見せられると(っていうか勝手にそういう視点で見てるだけなんだけど)、この記事でもさんざん悪口を言ってるサエコさんのことだって本当は嫌いになりきれない。いや、爽太の出世振りを見てから元カレ扱いしてくるとことか死ねってくらいムカつくんだけど、でもそれでもたしかにみんなにみんなどこかしらかわいい部分や愛しい部分があるんだと思う。

それを二次元の少女マンガや月9のテレビドラマの中だけじゃなくて、僕が生きているこの自分の人生の中で感じられたらいいんだけどなー。そんなことまで考えてしまった失恋ショコラティエの3話の感想でした。来週4話ではいよいよ爽太がサエコさんとデート。それぞれのすれ違いはより深く交錯しつつも物語は進む。楽しみでござる!おしまい。

追記:この後の失恋ショコラティエの感想も随時更新しています。失恋ショコラティエ4話の感想失恋ショコラティエ5話の感想


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