まつたけのブログ

世界の片隅で愛を避ける孤独なキノコの魂の叫びを聞け!…聞いてください(◞‸◟)猫とマンガとアニメと嵐をこよなく愛するまつたけによるまつたけのブログ

ジャニオタはなぜキモいのか?

ジャニオタはなぜキモいとか痛いと言われるのでしょうか?僕自身は別に無条件にすべてのジャニオタがキモいとか痛いとは思いませんが、ジャニオタの中の一部に見られる特徴にはたしかに気持ち悪いものを感じることがあるので、話題的にやめておけと首筋のあたりがチリチリして本能的に身の危険を察知しているにもかかわらず、現代人特有の鈍感さで気づいてないふりで「なぜ(一部の)ジャニオタはキモいのか?」について書いてみようと思います。

 

人から見たら十分痛い嵐ファンから見た「ジャニオタがキモいわけ」

まず最初に僕自身の立場について言っておくと、僕は特にジャニーズが嫌いとかジャニオタを蛇蝎の如く忌み嫌っているということはないつもりです。

もっと言えば、僕自身は嵐というジャニーズのグループが自分が知るかぎりの地球上のアーティストの中で一番好きです。まあこういうことを言うとジャニーズやジャニオタを無条件に嫌悪しているような人からは嵐だのジャニーズだのが「アーティスト」だなんて笑わせるな、みたいなことを言われてしまうのかもしれませんが、僕自身は単に僕が嵐の歌や曲を好きだと思っているというだけの話だと思っているので、別にそれについて人様からとやかく言われるような筋合いでもないし、そうはいってもとやかく言ってくる連中はいるのだから、そういう連中のことはいちいち気にしなければいいだけの話だと考えております。

僕が嵐について一人でぎゃーぎゃーその楽曲の素晴らしさをツイッターで騒いでいたところ、その僕のツイート経由でご自身も嵐のファンになったというフォロワーさんから新しいアルバムやツアーDVDが発売されるたびに送られてきたりもして、今では嵐のツアーDVDだけでも十数本そろっています。

ただの僕が嵐を好きな話が続いて恐縮ですが、個人的には2010年前後の嵐はマジで神がかっていたと思っており、その頃の『Beautiful World』のツアーDVDは何十回観たかわからないですし、『Scene ~君と僕の見ている風景』なんかはドーム版とスタジアム版のツアーDVDをそれぞれ何度となく繰り返して観比べたりしてしあわせなときを過ごしたりしていました。ジャニーズだの嵐だのに興味ない人からすれば僕自身十分痛い嵐ファンだと思われるのはしかたないことかと思っています。

だからまあ何が言いたいかというと、その程度には僕自身ジャニーズのアイドルグループである嵐が好きだということです。そして、その程度には好きであっても、アラシックとか呼ばれたりもする嵐ファン含むいわゆる「ジャニオタ」みたいな人たちとは(お互いに)一定の距離をおきたいと考えている理由こそが、ジャニオタを自称し、あるいは人からそう呼ばれる人たち全員ではないなりに、その一部に極端過ぎて気持ち悪かったり不快に感じてしまうような人たちもいるからです。

例えるなら神様は好きだけど自分一人で勝手に信仰生活を送れればそれで満足なのであって、あえて独善的に他者にまで信仰生活を強要したり、異教徒や無神論者は殺戮して地獄に落とすべしみたいな狂信者たちと一緒にはされたくない、といった感じでしょうか(だいぶ違う)。

「ジャニオタ」であることをヤクザの看板か代紋みたいに勘違いしている人たち

昨日、田口淳之介さんが脱退を発表したKAT-TUNについての記事を更新しました。 

まあタイトルからしてかなりふざけてるのは事実なんで、KAT-TUNファンの人の中には読んだら気を悪くする人もいるだろうな、ってくらいのことは僕にも想像がついていましたが、まあそういう人には申し訳ないとして、KAT-TUN好きな人でも普通に「くだらねえなwww」って面白がったり笑って読んでもらえたらいいなと思って書いた記事です。

僕はてっきりもっとめちゃくちゃ怒られる最悪のケースもうっすらと覚悟していたのですが、幸か不幸かそもそもそれほど大した反響のあるブログでもないため、今のところこの記事が原因で気違いみたいな人に目をつけられて自宅をバールで襲撃されるような最悪の事態は免れています(神様本部様、どうかこれからも我を守護り給え!)。

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しかし、もちろんそこはそもそもの戦闘力に不安を残す本部以蔵のことですから、現代に蘇った宮本武蔵にあっけなく胴体を真っ二つに斬り離された烈海王よろしく完全守護とまではいかず、激しい怒りの感情を露わにされていた方も一名だけ観測されました。

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その方が何と言って怒っていたかというと、「うちらジャニオタをおちょくるならそれなりの覚悟があってのことだよな?(青筋マーク×3)」みたいなことをツイートされていたのですが、別にジャニオタをおちょくったつもりはないとして、まさにこういう物言いこそが僕が個人的に「ジャニオタのこういうところが(というか正確にはこういうジャニオタが)キモい」とか「苦手」だと感じてしまう部分だったりします。

いや、その人のお気に触ってしまったならそのこと自体は僕も大変申し訳なく思うのですが、単に「私はお前がムカついた」ということでいいのではないかと思うのです。そう言われてしまえば僕としてもおとなしく反省するなり、あるいは反省なんてしないで内心「うるせーバーカ」とか思って舌を出しているなりに、その人がそう感じたということくらいはきちんと受け取ることができます。

しかし、「ふざけんな。うちらジャニオタをおちょくるならそれなりの覚悟があってのことだよな?」なんて恫喝まがいの物言いをされてしまうと、一体どちらの組の方ですか?と思ってしまいます(それとも同じ喜多川組でも神戸なんとか組みたいにメリー最高顧問・藤島総本部長派と飯島若頭派に分裂したりお家騒動になったりするんでしょうか?)。

なぜ数を頼むのか?そしてなぜそんなにも当たり前みたいな傲然とした顔で自分が「ジャニオタ」なる看板の代表みたいな面をしていられるのか?なんというか、自身はヤクザでも何でもないただの半端者のクズのくせに、知り合いにヤクザがいるというだけで、勝手に自分が強くなったとでも勘違いしていきがっちゃってる痛いクソバカ野郎みたいに思えてしまって、いたたまれない気持ちになってしまうのです。

事例1. (一部のNEWSファンによる)パーナさん事件

僕はネットの話題にはかなり疎い方なので、そのとき騒ぎになっているようなことはまったく知らなかったり、後から話に聞いたりすることが多いのですが、ジャニオタ絡みでそういった騒ぎになったことの中で記憶に残っているのが2013年のいわゆる「パーナさん事件」と、規模としては劣りますが、いい歳したお姉さんやおばさんが小学生相手に醜態を晒しまくったという点で印象深い自称嵐ファンの人たちによるはるかぜちゃんに暴言を吐きまくり(しかる後返り討ちにあわされまくり)事件(?)が記憶に残っています。

パーナさん事件というのはNEWSの屋外コンサートが悪天候により中止され、翌日に順延となったことに端を発する、一部のNEWSファン(NEWSファンのことをパーナというらしい)によって巻き起こされた抱腹絶倒のドタバタコメディ騒動であり、急な予定変更で不便をしたり体調不良に陥ってしまったパーナさんは普通に可哀想だとは思うのですが、一部のパーナによる「始発電車に乗るパーナを狙って暴漢が待ち構えている」とか、「偽の警察官が出没している」とか、「すでに多数のパーナが連れ去られた」などといったツイートは、当時たまたまリアルタイムでその人たちのツイートを見ていた僕にはほとんど悪質なデマとか妄言のたぐいにしか思えませんでした。

また、宿泊場所を探すパーナの一部が、ツイッターで自分を一晩泊めてくれる人を募り始めた→その後、自宅に来場者を実際に宿泊させたと名乗る人から、挨拶や礼も言わずに不平不満を漏らされたり、飼い猫に文句をつけたり、寿司でもてなそうとしても断られる、といった対応をパーナにされたとするツイートがなされた→この投稿に対しては、善意で泊まらせた者へ同情するコメントが寄せられたものの、「パーナを悪く言うな」などと批判するコメントも寄せられ、ツイッター上でのやり取りが繰り広げられた→さらにパーナの一部と思われる者からコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの商店からの無償での食料提供や仮眠できる場所の提供、警察への宿泊先の無いパーナ全員の保護などを求めるツイートがなされた、といった経緯も当時リアルタイムで確認していますし、中には控えめに言ってもかなりめちゃくちゃなことを言っている自称「パーナ」も多数観測され、正直めちゃくちゃ笑いながらTLを追っていた反面、僕自身はまったくNEWSは聴いたこともなく関心もなかったのですが、こんな一部の自称ファン共によるアホみたいな騒ぎのせいで、世間から一緒くたにされて白い目で見られるNEWSのメンバーや人としてまともな(おそらくは大多数の)NEWSファン(パーナさん)が可哀想だなーということも強く感じました。

実際この一件からしばらくの間、「NEWS」とか「パーナ」という言葉を聞いただけで面白くて爆笑してしまう症状が発症し大変迷惑を被った、という人も僕以外にも多数いるでしょうし、一部のパーナ、というか一部のパーなNEWSファンのせいで世間からそんなふうに見られてしまうハメになったNEWSのメンバーやまともなNEWSファン(パーじゃない方のパーナ)の人たちもこの一件によって甚大な被害や心の傷を受けた被害者だといえるのではないでしょうか。

事例2. (一部の嵐ファンによる)はるかぜちゃんに暴言吐いて返り討ち事件

また、もう一方のはるかぜちゃんが絡んできた自称嵐ファンを返り討ち事件(?)ですが、これは嵐の番組のコーナーで、ゲストによる嵐のファッションチェックがあり、あるときの回のゲストがはるかぜちゃんだったんですね。

嵐のファッションチェックとはいっても、実際にはゲストから辛辣な酷評をされることまで含めて面白おかしくなるように作られている番組の企画というか、それはまあまともな頭のある人であれば見ている人もわかるし、もちろんやってる側はゲストにしろ嵐にしろプロですから当然わかってるわけで、そういう意味ではある種プロレス的なお約束として楽しむもの…

…だと思っていたら世の中そんなに一筋縄にはいかないらしく、相葉さんのスニーカーの靴紐が結ばれていないことに注目して「オシャレではいいんですけど、このヒモを踏んで転んだら、恥ずかしいことになりますから」、「シンプル、派手、派手で全く合ってないんですよ。靴を強調するなら、上をシンプルにするべきです」と厳しく評価した(というか単に番組側から求められているであろう役割を果たした)はるかぜちゃんに対し、一部の自称嵐ファンたちからはるかぜちゃんのもとに、「黙れ!」、「クソガキ!」、「調子のんなよ?迷惑。嵐に迷惑かけんな黙れロバ」、「子役辞めろ!笑 初戦テレビ出ない癖に笑  顔ブスだし、これからやっていけないだろうね笑」、「嵐っく、みんな怒こってるよ。やっぱ子供はダメだなー。何も考えずに物を言うから」、「お前きしょい 死ね お前の顔見てるとイライラする テレビでんなカス」といった、今こうして拾い出すことさえ憚られるような汚い(それも小学生の女の子相手に)罵詈雑言の数々がまさに嵐のように押し寄せたのでした。

何がつらいと言って、まだ小学生のはるかぜちゃん相手におそらく歳上であろう人間がこんなに汚い言葉やひどいことを浴びせられるという悪意みたいなものもつらいのですが、まずそれ以前に「初戦(正しくは所詮)」とか「怒こってるよ(正しくは怒ってるよ)」とか、どいつもこいつも揃いも揃って口とか性格の悪さ以前に頭の悪さが露呈してしまっていることです。

これではまるで、嵐ファンというのは番組の企画に対してきちんと求められた仕事をこなした小学生の子役タレント相手に「ブス」だの「死ね」だの暴言を浴びせるクソゴミの集まりだと思われる以前に、漢字や送り仮名もまともに書けない低能の集まりだと思われてしまうではないですか!

「嵐に迷惑かけんな」とか「子供はダメだなー。何も考えずに物を言うから」といった発言に至っては完全にただのブーメランというか、むしろこの発言者が子供じゃないんだとしたらいい歳した大人にもなっていよいよもって痛い人ということになってしまいます。

当然こんな鴨が葱を背負って歩いてきたような低能のバカ共が高知能小学生(当時)のはるかぜちゃんのいいオモチャにされないはずがなく、小学生の女の子相手にぼこぼこにしてやろうとかかっていった自称嵐ファンのクソ間抜け共がかえってその小学生の女の子に散々にこてんぱんにされ、返り討ちに遭うという、たいそう恥ずかしい目にあいました(世に言うはるかぜ無双)。

これがむしろ嵐ファンを装った嵐アンチ、ジャニーズアンチたちによる大々的で集団的な工作活動やネガティブキャンペーンだったというならある意味すごい話なんですけど、どうやらそんな陰謀論みたいなこともなく、ただ単に一部の嵐ファンがクソゴミの上に低能だっただけというのが真相らしく、仮にも嵐の歌や曲を他のどのアーティストの楽曲にもまして愛している僕としても本当に情けなく、悔しい思いをさせられた一件でした。

ジャニオタの真の敵は一部のマナーを弁えない心ない自称ジャニオタ

おわかりいただけるでしょうか?これらの(一部のNEWSファンによる)パーナさん事件や(一部の嵐ファンによる)はるかぜちゃんに暴言吐いて返り討ち事件(?)といった事例からわかることは、NEWSや嵐やジャニーズやジャニオタに特に関心のない世間の人からしたら、これらの事例を目にしたり耳にした際の感想は、当然「パーナきめえwwww」とか「アラシックはバカだし最低だな!」とか「これだからジャニオタは痛くてキモい」といったものになってしまうわけですが、実はそのことで一番傷つき、被害や迷惑を被っているのは、こういったファンを自称する一部の特殊な(そしてそれゆえに悪目立ちする)バカ共のせいで、「嵐ファン」とか「NEWSファン」とか「ジャニオタ」といった属性ごと「キモい」とか「最低」とか言われてしまう、他の人に迷惑をかけたりなんてしてない大多数の良識あるまともな嵐ファンやNEWSファンやジャニオタなのです。

まさにエネミーウィズイン(敵は内にあり)です!


Arch Enemy - Enemy Within (lyrics) - YouTube

おわかりいただけるでしょうか?この怒りが!この嘆かわしさが!思わず他人事ながら自分で記事を書いていて腹の底から突き上げてくる激しい憤怒の感情に身を任せてしまい、ジャニーズ絡みの記事であるにもかかわらずうっかりデスメタルの名曲を貼ってしまいましたが、それくらいこういった「本当の敵は内側にいる」といった事態への我が怒りはもはや怨念を思わせて激しく刻まれるメロデスのリフとツーバスのごとく疾走し、そしてその慟哭は血涙と共に夜を貫く獣の咆哮のごときデスボイスとなってぺらぺ~ら(以下略)。

昔、ビートたけしさんの番組か何かで、「宇宙人は本当にいるのか?」とか、「超能力は本当にあるのか?」といったテーマについて、肯定側と否定側に分かれて議論するという番組がありました。

子供の頃そうした話題に関心があったので楽しみに番組を観始めたのですが、大竹まことさんとか松尾貴史さんといった否定派の人が大したことも言ってないのに「完全に論破してやったぜ!」みたいなドヤ顔をしているのも気に障りましたが、それ以上に宇宙人だの超能力だのの肯定派として呼ばれている側の人間たちの無知と無教養と無能ぶりがあまりにもひどく、そいつらが口を開いて何かバカなことを言うたびに、否定派がいちいち的外れなツッコミを入れたりしなくても、見ていた視聴者にはその番組からは宇宙人や超能力の存在について何ら肯定的なものを感じ取ることができないという素晴らしいクソ番組に仕上がっていたのが印象深くていまだによく覚えています。

つまりその番組を観ていたUFOだとかUMAだとか超能力だとかについて肯定派の人間にとって、一番の敵は他ならぬ同じ肯定派という立場でその番組に出演し、根拠もまるでない頭の悪い妄言を撒き散らしているだけの無能だった、ということです。

いや、もちろん超能力だの宇宙人だのの存在に関する議論は今は死ぬほどどうでもいいのですが、何が言いたいかというと、一部の自称「ジャニオタ」みたいな人たちには、自分たちが「ジャニオタ」であるということに関してとんでもなく大きなバカで頭の悪い勘違いをしているフシがあり、そしてそんなものは勘違いでしかないにも関わらずバカで頭が悪いから思い上がりも甚だしく、一般の人の感覚からは人としてあまりに最低だったり目に余ると思われるような振る舞いや言動が散見されるということ、そしてそのことで一番被害を被ったり迷惑をかけられているのは、他ならぬ同じジャニーズファン(ただしこの人たちは自分がジャニーズファンであるということで他の人たちに迷惑をかけたりしない「まともな」ジャニーズファン)なのではないか、ということです。

団結力や連帯感を勘違いしてる一部のジャニオタの存在自体が一番のネガキャン

また、先述した「うちらジャニオタをおちょくるならそれなりの覚悟があってのことだよな?」とか、「嵐っく、みんな怒ってるよ」といった「ジャニオタ」であることをまるでヤクザの看板か金バッジのようにちらつかせる、団結力や連帯感を勘違いして群れていきがるしか能のないアホ共が無視できない一定数存在するため、そんな人として品性下劣でゲスなことはしないまともな良識あるジャニオタまでが世間から一緒くたにされて「キモい」とか「痛い」などと言われてしまうのではないでしょうか。

自分が怒ったとかムカついたということを、ただちに「これはジャニオタの怒りである」とか、「アラシックみんなが怒っている」かのような前提で(というか彼らは本当にそう思い込んでいるのでしょう)自分たちの数を頼みに相手を恫喝するような物言いをする。これではまともな良識ある人からは「キモい」とか「痛い」とか「これだからジャニオタは」と言われてしまってもしかたないのではないでしょうか。

そういう一部の心ない「ジャニオタ」のマナーの悪さや傍若無人な振る舞いこそが、その応援しているはずのアイドルグループや他のファンの人たちにとっての一番のネガティブキャンペーンになってしまっているような気がします。

返す返すも一番可哀想なのはそういう一部のバカ共のせいで一緒にされて「キモい」とか「痛い」と言われてしまう大多数のまともな良識あるジャニーズファンやジャニオタの人たちだと思うのです。

頭が悪い。団結力や連帯感といったものを勘違いしている。これらの要素がかけ合わされると最悪です、数を力だと勘違いしてぎゃあぎゃあ醜く喚き騒ぐ見るも無惨な豚の群れです。

それで、「おまえの名は何か」とお尋ねになる と、「私の名はレギオンです。私たちは大ぜいですから」と言った。(中略)

彼らはイエスに願って言った。「私たちを、豚の中に入らせてください。豚の中へ送ってください」

イエスがそれを許されたので、汚れた霊どもは出て行って、豚に乗り移った。すると、二千匹ほどの豚の群れが険しい崖を駆け降り、海へなだれ落ちて溺れ死んだ。 (マルコによる福音書)

実際にはそういうことを言ったりやったりするような人間はジャニオタの中のごく一部であるにもかかわらず、そのごく一部がやたら悪目立ちする上に、自分の怒りがジャニオタ全体の総意であるかのような物の言い方をするせいで、よけいに特にジャニーズに関心のない世間の人からすると「うわ、ジャニオタって最低だな…」といった悪印象につながってしまいやすいのだと思います。

一部の例外が騒ぎを起こして悪目立ちするのでジャニオタ全体がキモいと思われる

さて、すでにここまで読んでくれた人ならうんざりするほどおわかりいただいていると思うのですが、僕がこの「ジャニオタはなぜキモいのか?」という記事の中で書いたことは、「ジャニオタ」部分を他の何か、例えば「アイドルオタク」だったり「腐女子」だったり「ラブライバー」だったり、何でもいいのですが、そういったものに変えてもわりとすんなり通る話のような気がしないでもありません(←甘い。そういう人たちにすんなり話が通れば誰も苦労しない)。

単に自分や自分たちがある何かを熱烈に愛していたり信仰しているというのはまったくもってその人たちの勝手ですし、そういう人たち同士が群れて連帯感や団結力を持つことも大いに結構だと思うのですが、その団結力を勘違いして思い上がり、自分にとって素晴らしいものは世の中や万人にとってもそうであるべきだなどと妄想し始め、自分たちと価値観を同じくしない異教徒や無神論者にはどんな理不尽なわがままを言ったり嫌がらせや誹謗中傷をして迷惑をかけてもいい、などと本気で思っているのだとしたら、これはもう隔離や殲滅が必要な案件になってきてしまいます。

もちろん実際にはそこまで愚かな人たちというのは一部の例外でしかないため、隔離や殲滅をするまでもなく一般の人たちの感覚や、あるいは同じものを愛している人たちでも人間としてまともな良識を持っている人たちからは排斥され、大事にまではいたらないのが社会というシステムの持っている自浄作用なのですが、そういう人たちというのはそこで自分たちの態度やあり方の間違いや至らなさに気づくのではなく、かえって頑なに自分たちに「無理解」な社会や人たちに対して敵対的・攻撃的になって牙を剥くようなところがあるので怖いなーと思います(小並感)。

また、そういう人たちはジャニオタにしろラブライバーにしろ実際には一部の例外でしかない、とは言ったところで、母数が巨大でなおかつ傾向として(若年者が多いなどの)低能傾向にあったりすると、標的にされた一個人ごときは瞬間最大風速によって軽く吹き飛ばされ、粉々にされてしまう威力があるため、僕などもそれを思うと怖くて夜も眠れません(9時間くらいしか)。

人の話を聞いてきちんと理解するだけの頭のある人であれば、「話せばわかる」といった綺麗事も成り立つとは思うのですが、何しろそういう人たちというのはそもそも話を聞かず、理解することもなく、ただ周りの仲間たちが怒っていると見れば一緒になって怒り、周りの仲間たちが何かや誰かを叩いていると見れば一緒になって叩くだけの人たちなので、人間のロジックなんてものはまるで通用しないのでただただ恐怖と脅威の対象でしかありません。

その辺りの恐ろしさも「ジャニオタはなぜキモいのか?(というかなぜ一部のジャニオタはキモがられてしまうのか?)」ということの答えの一つではないかと思います。

なぜジャニオタはキモいのか?に対する答えとしては、もちろん実際はすべてのジャニオタがキモいとか痛いわけではないのだけど、一部の頭が悪くてキモいジャニオタのせいで世間からは一緒くたに「ジャニオタはキモい、痛い、怖い」という目で見られてしまっているだけだということ。そしてそのことで一番被害や迷惑を被っているのは、キモくて痛いジャニオタと一緒くたにされてしまっているまともな良識あるジャニオタなのではないか、という話でした。

最初にも言ったとおり、僕自身は別にジャニオタを無条件にキモいと思ったり差別的な意識があるわけではないつもりだし、むしろ自分自身痛いくらいに嵐の歌や曲が大好きでありながら、自分のことをアラシックだとかジャニオタだとは思っていません(実際違うと思っています)。

そういう意味ではあくまで外部から「ジャニオタはなぜキモがられてしまうのか?」について、自分に観測できる範囲で書いたものですが、その意図としては、外部から観測していても常々可哀想だなーと思われてならなかった、その人たちは誰に迷惑をかけるでもなくただ好きなものを愛したり応援したりしているだけなのに、一部のマナーを弁えなかったり心ない自称ジャニオタが一定数いるせいで、一緒くたにされて「ジャニオタはキモい」とか「これだからジャニオタは最低だ」と言われてしまうような現状についての問題点を指摘したかったということに尽きます。

しかしそれにも関わらず、そういった意図を持ったこの文章すら、まさにその意図も読み取れない程度の自称ジャニオタの人たちから見つかったら、ろくに読みもしないで「私たちジャニオタにケンカ売ってんの?だったら覚悟はできてるんだよね?」みたいなネットリンチの標的にされかねないのかと思うと、ほんと世知辛い世の中だし、もうこの際三流武術家でも誰でもいいから守護ってほしいなって思います…。おわり。

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