個人事業主になってきた
先日個人事業主になってきた。
税務署とか生まれてはじめて入った。
税務署とか入った瞬間逮捕されるんじゃないかと思ってたけど意外と逮捕されなかった。
僕は「逮捕されなくてよかったー」と思った。
個人事業主ってなんなのかわからない
個人事業主になっておいてなんだけど、そもそも個人事業主ってなんなのか、よくわかってない。でもなんとなく一介のただの個人の無職よりは、肩書だけでも個人事業主の無職の方がかっこいい気がする。
「お仕事は?」
「無職です」
ってかっこ悪いし気まずい。でも
「お仕事は?」
「個人事業主です(ドヤァ」
だったら勢いでそこそこいけそうな気がする(いけない)。
そう思って僕は税務署に行ってきたのです。
個人事業主の開業手続きで9割の人が陥る意外な落とし穴とは!?
個人事業主になるための手続きとか赤子の手にキスをするより簡単でびっくりした。開業届と青色申告の届け出をそれぞれ2部ずつ書くだけ。自分の住所氏名を手書きで書くのはさすがに難しかったけど、意外と気合でなんとかなった。やっぱり人生は気合だと思う。
でも僕は個人事業主になれなかった。「だめです。あなたは個人事業主になれません」って言われた。悲しかった。悲しくて悔しくて、僕はむちゃくちゃ泣いた。
でも税務署のおじさんは「だめです」の一点張りだった。僕は舌打ちして嘘泣きをやめた。
「次は忘れずにはんこを持ってきてください」
なんだよそれ、はんこがないと個人事業主になれないとか盲点すぎるだろ・・・。個人事業主になることを考えている人がいたら一番の落とし穴はおそらくここだろう。税務署に手続きに行く際は忘れずにはんこを持っていくことを強くおすすめする。
はんこを忘れると僕みたいに片道40分かけて歩いて帰ってはんこを押してこないとだめって言われるし、うち帰ったらうち帰ったで今度は印鑑ケースがぶっ壊れてて朱肉がなかったからはんこ持って出直して税務署ではんこ押したよ。自分で上手にはんこ押せるかわからなかったから税務署のやさしそうなお姉さんに頼んで押してもらったよ。お姉さんありがとう。好きです。
個人事業主の開業届とか青色申告とか意味わかんないけど多分大丈夫
開業届とか青色申告の申込書とか、書いてあることが完全に意味不明で1ミリも理解できなかったけど、適当に丸つけたり✘にしたり△書いたり子供の頃の夢やどうして人は大人になるとつまらない人間になってしまうのかについて書いてたら普通に受け取ってもらえた。やっぱり大事なのは思ったことを素直に表現する勇気なんだなって思った。
ところで青色申告ってなんなんだろう。いまだに提出してきた青色申告の申込書っていうのがなんの申し込みなのかわかってないけど、でもまあとりあえず受け取ってくれたから無問題だよね。
個人事業主になって見違えるように人生が変わった
ちゃんとはんこも押して控えを返してもらったから多分だけど僕はもう個人事業主なんだと思う。無職の個人から無職の個人事業主にランクアップしたんだと思う。
そういえば世界の見え方とかも多少違う気がする。階段の昇り降りもずいぶん楽になった気がするし、おしっこのキレもあの頃の若さが戻ってきた気がする。初日でこんな調子なら、個人事業主をしばらく続けたらどれだけ健康になれるのか、今から楽しみでおらワクワクすっぞ!
うっひょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!個人事業主だあああああああああああ!!!!!!!!!!仕事がねええええええええええ!!!!!!!!!!!することねええええええええええええええ!!!!!!!!!自由だああああああああああああ!!!!!!!!!!お金もねええええええええええええええ!!!!!!!!!!毎日なにも変わらねえええええええええええ!!!!!!!!!毎日ひたすら眠ってる!!!!!!!!!!いっそ永眠してえええええええええええ!!!!!!!!!!!!ひゃっほおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
みたいな感じで毎日人生超楽しい。早く死にたい。おしまい。